【監修】冬の寝具を見直そう!冬の眠りを快適にする寝具の選び方とおすすめ商品
暖房器具で寝室を暖める、寝室の窓に断熱カーテンをかけるなど、冬に寝るときの寒さ対策の方法はいくつかありますが「寝具を見直す」こともその1つです。
寝具と一口にいっても、掛け布団や敷布団、敷きパッド、シーツなどさまざまな種類があり、それぞれ見直しのポイントが異なります。
そこで、この記事では、冬の眠りを快適なものにする寝具の選び方や使い方を、寝具の種類別に紹介します。また、寝室の温湿度の見直し、パジャマの選び方など、寝具の見直しとあわせて行いたいことや、冬におすすめの寝具についてもお伝えしますので、参考にしてください。
目次
1.冬に寒くて寝つけないのはなぜ?
「冬の夜に、寒くてなかなか寝つけない」という経験をしたことがある人は多いでしょう。人が寒いときに寝つきづらくなってしまうのは「深部体温」が下がりにくくなるからです。
深部体温とは身体内部の温度のことで、人はこの深部体温が下がるときに眠気を生じるようになっています。深部体温をスムーズに下げるために必要なのが、体表、特に手足の温度を一旦上げることです。手足の体表温度を上げて、そこから熱を逃がしやすくすることにより、深部体温がスムーズに下がって眠気を生じやすくなるというわけです。
冬の夜は室温や寝床内温度が低く、手足の体表温度が上がりにくくなります。そのため、深部体温の下げ幅が少なくなって寝つきづらくなってしまうのです。手足の体表温度を上げて寝つきをよくするためには、暖かな睡眠環境が必要になります。暖房器具を使って室温を上げることはもちろん、冬用の寝具を適切に使って寝床内温度を上げることも大切です。
2.冬の寝具の見直し方
一口に寝具といっても、掛け布団や敷布団、敷きパッド、シーツなどさまざまな種類があります。ここからは、寝具の種類ごとに、冬の睡眠を快適なものにするための選び方や使い方を見ていきましょう。
2-1.掛け布団
冬の掛け布団は「羽毛布団+毛布」の組み合わせがおすすめです。羽毛布団は詰め物に使われている羽毛の中に、毛布は長い毛足の隙間に、それぞれたくさんの空気を含みます。空気は熱が伝わりにくい性質を持つため、室内の冷たい空気による冷えが寝床内に伝わることや、体の熱による寝床内の暖かさが外に逃げるのを防いでくれます。
羽毛布団と毛布を重ねる際には、順番に注意しましょう。より暖かく、快適に眠りたいなら、羽毛布団の上に毛布を重ねるのがおすすめです。この順番で重ねることにより、体と羽毛布団の間で暖まった空気が外に逃げるのを、密な素材でできた毛布が防いでくれます。また、毛布と比べて羽毛布団はサラッとした肌触りのものが多いため、寝返りが打ちやすくなり、安眠できるというメリットもあります。
防寒を意識するあまり、掛け布団を何枚も重ねてしまう人がいますが、これはおすすめできません。掛け布団を重ねすぎると、重みにより寝返りが打ちにくくなって安眠できなくなってしまうからです。羽毛布団の上に毛布を重ねるという方法で十分に暖かさを得られるため、無闇に枚数を増やす必要はありません。
2-2.敷き布団
「冬の寒さ対策は掛け布団で行う」というイメージを持つ人が多いかもしれません。しかし、実は寝床内の熱の多くは敷布団を通して逃げていくといわれており、冬の睡眠を快適なものにするためには、敷布団の見直しをより重視したいところです。
冬用の敷布団を新調する場合は、厚手のものを選びましょう。厚みがあれば、熱が床に逃げにくくなります。また、商品によっては断熱性を高める特殊な中綿を使用しているものもあるため、そうしたものを選ぶのもよいでしょう。
ただし、厚みがある商品や特殊な断熱素材を使用した商品は、値段が高価になる傾向にあります。冬のためだけに高価な敷布団を買うのが難しい場合は、より安価に買える敷きパッドやシーツを利用して寒さ対策を行うのがおすすめです。引き続き、冬の睡眠を快適なものにする敷きパッド・シーツの選び方について見ていきましょう。
2-3.敷きパッド・シーツ
手軽に寒さ対策をしたいなら、敷布団やマットレスに取り付けるだけで暖かさを得られる、冬用の敷きパッドやシーツを利用してみましょう。
冬用の敷きパッドやシーツの生地に使われることが多いのは、ポリエステル(フランネル・マイクロファイバーなど)、コットン(ニットなど)、ウールです。どれも起毛部分や繊維の隙間に空気を含みやすく、高い保温性を示します。
また、敷きパッドの中には、汗を吸収して発熱する「吸湿発熱素材」や、体の熱を蓄える「蓄熱わた」を中綿に使用したものもあります。こうしたものを選べば、より暖かく眠ることができるでしょう。
3.冬の寝具の見直しとあわせて行いたいこと
冬の睡眠を快適なものにするためには、寝具の見直しだけでなく、寝室の温湿度や服装の調整、水分補給なども大切になります。それぞれについて詳しく見ていきましょう。
3-1.寝室を適切な温湿度にする
冬の睡眠を快適なものにするためには、寝床内だけでなく、寝室全体の温湿度を調整することも大切です。
冬場に人が快適に眠れる温度は16〜19℃といわれています。何もしないと冬場の室温は10℃前後にしかなりません。上述した通り、人が眠りにつくためには、一旦手足の温度を上げる必要があるため、寝室を適温にしておくことはスムーズに眠りにつくために重要です。寝る前から暖房器具を上手に使って、部屋を暖めておきましょう。
また、温度だけでなく、湿度についても寝る前に調整しておくことが大切です。冬場は乾燥しやすい季節でもあります。乾燥により夜中喉が渇いて起きてしまうことを防ぐために、加湿器などを使って寝室を加湿しておきましょう。人が快適に眠れる湿度は40〜60%といわれているため、この値を目安にしてみてください。
3-2.寝る前にコップ1杯の水分をとる
「夜中に喉が渇いて起きてしまった」という経験がある人は多いのではないでしょうか。夜中に喉が渇く原因には口呼吸、薬の服用、加齢などさまざまなものがありますが、水分不足もその1つです。
人は寝ている間にコップ1杯分(約200ml)の汗をかきます。睡眠中には体から汗としてたくさんの水分が出ていくわけですが、この体から出ていく水分量は、冬場になるとさらに増えると考えられています。もともと空気が乾燥していることに加え、部屋を暖めるためにエアコンをつけることにより、さらに乾燥する可能性があるからです。
冬に寝る前には、コップ1杯分の水分をとるようにしましょう。ただし、コーヒーや紅茶、緑茶などのカフェインが含まれるものを飲むと、寝つきが悪くなるだけでなく、利尿作用によりトイレにいきたくなって夜中に起きてしまう恐れがあります。寝る前の水分補給は、水か白湯で行うのがおすすめです。また、寝つきをよくする成分を含む飲料も販売されているので、そうしたものを飲むのもよいでしょう。
3-3.厚いパジャマや靴下は避ける
寝るときの寒さ対策として、冬用のパジャマや靴下を身につける人は多いでしょう。しかし、厚すぎるパジャマや靴下を身につけると、体表からの放熱が邪魔され、深部体温が下がりにくくなる恐れがあります。寝つきをスムーズにするためには、パジャマは薄手のものにし、靴下は履かないか就寝専用の通気性の高いものにするのがおすすめです。
もしも「厚手のパジャマや靴下を身につけておかないと、布団に入った直後の寒さが我慢できない」という場合は、事前に寝室の暖房器具のスイッチを入れるときに、掛け布団をめくっておきましょう。室温が上がるのと同時に寝床内も自然に暖かくなるため、布団に入った直後の不快感を軽減できます。
いずれにしても、寒さ対策は寝具や暖房器具にまかせて、身につけるものは軽やかにすることが大切です。
4.冬の眠りを快適にするRecovery Sleepの商品
冬の眠りを快適にするための寝具の見直し方や、寝る前の準備の仕方について紹介してきました。ここまでご覧になった方の中には「冬の眠りを快適にしてくれる寝具やアイテムが欲しくなったけれど、いろいろな商品がありすぎて自分1人では選べない」と悩んでしまう方がいらっしゃるかもしれません。
そんな方には、「Recovery Sleepプレミアムホット敷きパッド」と「Re:Luxneseルイボスティベース」がおすすめです。暖かな眠りと睡眠の質向上をサポートしてくれる商品ですので、ぜひ利用を検討してみてください。引き続き、上記2商品について紹介させていただきます。
4-1.Recovery Sleepプレミアムホット敷きパッド
「温熱効果」のある中綿と「吸湿発熱素材」の表地でできた、温かな敷きパッドです。
中綿には自然の鉱石を練り込み、体の熱を赤外線として輻射するようにしました。赤外線により血行が促進されるため、体の芯から温まります。また、表地には吸湿発熱素材を使用し、汗の水分を吸収して発熱するようにしました。体の外側からも温かさを得られるでしょう。
シングル、セミダブル、ダブルの3サイズがありますので、お使いの布団やベッドに合わせてお選びください。
4-2.Re:Luxneseルイボスティベース
睡眠の質向上が期待できる、ルイボスティーのティーバッグです。
睡眠促進ホルモンを増やす働きを持つ、植物由来の「ラフマ」を配合しています。寝る前にカップ1杯のお湯に淹れて飲んでいただくことで、睡眠の質向上が期待できます。また、お湯の温かさにより一旦体温を上げることができるため、深部体温をスムーズに下げて寝つきをよくする助けにもなるでしょう。
含まれる成分はラフマ以外も全て植物由来となっており、添加物は一切使用していません。毎日の習慣として安心してお飲みください。
まとめ
寝苦しい季節というと夏を思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし、気温が下がる冬も、入眠に必要不可欠な深部体温の低下が起こりづらく、快適に眠りにくい季節といえます。
適切に冬の寝具を選び、使うことで、快適な眠りを実現していきましょう。冬用の寝具を新調する場合は、手軽に買い替えられる敷きパッドから検討するのがおすすめです。Recovery Sleepプレミアムホット敷きパッドも、ぜひチェックしてみてください。