【監修】ブラジャーが肩こりの原因に?選び方や着け方を工夫して肩こり解消を目指そう!
肩周りに痛みや張りなどを感じる肩こり。肩こりの原因というと、姿勢の悪さや長時間に及ぶデスクワークなどをイメージする方が多いでしょう。しかし女性の場合、ブラジャーにより肩こりが引き起こされるケースもあります。
そこでこの記事では、肩こりとブラジャーとの関係に焦点を当て、ブラジャーが肩こりの原因になるケース、肩こりしにくいブラジャーの選び方や着け方について紹介します。肩こりに悩む女性の参考にしていただける記事になっていますので、ぜひご覧ください。
目次
1.ブラジャーが肩こりの原因になるケース
肩こりは主に、血行不良による筋肉疲労が原因で引き起こされると考えられています。
筋肉は伸び縮みすることにより血行を促し、全身に酸素や栄養を行き渡らせています。しかし何らかの要因により肩や背中に負担がかかって筋肉が硬くこわばると、血管が圧迫され、血行が悪くなってしまいます。すると筋肉に供給される酸素量が不十分になり、疲労物質が溜まって神経を圧迫。肩こりが起きてしまうのです。
肩や背中の筋肉に負担をかける要因にはさまざまなものがありますが、ブラジャーもその一つです。例えばサイズが合っていないブラジャーや肩紐が細く、短いブラジャーを着けていたり、ブラジャーそのものに問題はなくとも着け方が間違っていたりすると、肩こりを引き起こすことがあります。
1-1.サイズが合っていない
バストの大きさに対してカップが小さいブラジャーや、アンダーベルトが小さいブラジャーをつけていると、締め付けによる血行不良で肩こりが起きやすくなります。
ブラジャーを外した時にカップ、ワイヤー、アンダーベルトの跡が肌にくっきり残っている場合は、ブラジャーのサイズが小さいと考えられます。
バストサイズはホルモンバランスの変化や体重の増減、加齢などにより変化しやすいものです。定期的にバストサイズをチェックして、必要に応じてブラジャーを買い直すことも必要になります。
1-2.肩紐が細い・短い
肩紐が細いブラジャーを着けていると、バストの重みが肩紐部分に集中して肩を圧迫し、血行不良による肩こりを引き起こしてしまいます。
また肩紐を短くしすぎるのも、食い込みにより肩への圧迫を強める要因となります。肩紐がずり落ちないようについつい短くしてしまいがちという方は、カップやアンダーベルトのサイズを見直してみましょう。
カップが小さすぎてバストが収まりきっていないと、カップが脇の方に引っ張られて肩紐がずり落ちやすくなります。またアンダーベルトが大きすぎるブラジャーも肩紐の位置が体の外寄りになるため、肩紐がずり落ちる原因となります。
1-3.着け方が間違っている
ブラジャーは着け方を間違えると、バストを支える効果が弱まってしまいます。バストをしっかり支えられないと、動いた時にバストが大きく揺れたり、バストの重みで前屈みの姿勢になったりして肩に負担がかかり、肩こりが引き起こされる可能性があります。
自己流でブラジャーを着けている方は、一度正しいブラジャーの着け方を学びましょう。正しいブラジャーの着け方は「肩こりしにくいブラジャーの着け方」の章で紹介していますので、参考にしてみてください。
2.肩こりしにくいブラジャーの選び方
肩こりしにくいブラジャーを選ぶ時には、カップの面積、アンダーベルトの幅、肩紐の太さや伸縮性に着目します。
2-1.カップの面積が広いか
カップは面積の広いものを選ぶのがおすすめです。バストをしっかりとカップの中に収められるため、揺れによる肩への負担を減らし、肩こり防止につなげることができます。
ブラジャーのカップには上部を水平にカットした1/2カップブラジャー、上部1/4を斜めにカットした3/4カップブラジャー、バスト全体を覆うフルカップブラジャーなどがあります。例えば今着けているのが1/2カップブラジャーなら、より面積の広い3/4カップブラジャーに変えてみると、バストを支える効果が増して、肩こりを軽減できるかもしれません。
2-2.アンダーベルトの幅が広いか
アンダーベルトは幅が広いものを選びましょう。バストを下側からしっかりと支えてくれるため、肩紐にかかる負担が減って肩こりが起きにくくなります。
また背中に食い込みにくく、背中の血行不良による肩こりも予防できます。食い込みによる段差ができにくいため、背中をすっきり見せられるのも嬉しいポイントです。
2-3.肩紐が太く伸縮性があるか
肩紐が太いと肩にかかる重みを分散できるため、食い込みによる血行不良が起きにくくなり、肩こりを防ぐことができます。
また肩紐をチェックする時は、太さと同時に伸縮性にも着目しましょう。伸縮性があると体にフィットしやすいため、ずり落ちを気にして必要以上に肩紐を短くすることがなくなります。結果として肩への圧迫が減り、肩こりが起きにくくなるはずです。
3.肩こりしにくいブラジャーの着け方
肩こりを予防するには、バストをしっかり支えられるよう、ブラジャーを正しく着けることも大切です。正しいブラジャーの着け方は、3ステップに分けて説明できます。
一つ目のステップはフックを留めるところまでです。まず両肩に肩紐をかけ、前かがみの姿勢になります。前かがみになったらその姿勢のまま、バストをカップで包み込み、フックを留めます。
二つ目のステップで行うのはバストをカップに収める作業です。前屈みの姿勢のまま左肩紐の付け根部分を左手で持って少し浮かせ、カップとバストの間に隙間を空けます。そしてその隙間に右手を入れてバスト全体を包み、脇から中央に向かってグッと寄せてカップ内に収めます。終わったら反対側も同じようにバストをカップに収めましょう。
三つ目のステップでは肩紐の調整を行います。体を起こし、アンダーベルトが床と水平になるように肩紐の長さを調整してください。
3ステップが終わったら、正しく着けられているかチェックを行います。以下4つのポイントに着目しましょう。
3-1.ワイヤーがバストの円隔に沿っているか
ブラジャーのワイヤー部分が、バストの円隔(底辺、バージスライン)に沿っているかチェックしてください。
ワイヤーがバストの上にくると、バストをしっかり支えられず肩こりの原因になってしまいます。また痛みを感じたり、バストのフォルムにメリハリがなくなって、女性らしいシルエットを演出できなくなったりしてしまいます。
3-2.腕を上げた時にずり上がらないか
バンザイをして、ブラジャーやアンダーバストがずり上がらないかチェックします。ずり上がってしまう場合は、肩紐が短いことやアンダーベルトが大きいことが考えられます。肩紐の長さを調整し直したり、アンダーサイズの小さなブラジャーに買い替えたりして、しっかりとバストを支えられるようにしましょう。
3-3.肩紐と肩の間に指が1本通るか
肩紐の適切な長さは、肩紐と肩の間に指1本分が通る状態といわれます。肩紐は洗濯を繰り返すうちに伸びてくることもあるため「買った時にボディフィッターに見てもらったから大丈夫」と油断せず、定期的に肩紐の長さをチェックすることが大切です。
3-4.アンダーベルトが床と平行になっているか
鏡の前に立ち、アンダーベルトが床と平行であるかを確認します。後ろ側が上がっている場合は、アンダーベルトが大きいことや、カップが小さくバストの重みで前側が下がっていることが考えられます。サイズの合うブラジャーを買い直すことが必要になるでしょう。
4.肩こり軽減に役立つRecovery Sleep枕
肩こりはブラジャー以外にも、さまざまな要因により引き起こされます。例えば「寝姿勢」はその一つで、正しい寝姿勢を保てないと肩の筋肉に負担がかかり、肩こりにつながると考えられています。
正しい寝姿勢を保つには、枕の高さを見直すのがおすすめです。仰向けに寝る場合は敷布団と首の隙間を埋められる高さが、横向きに寝る場合は首と背骨が真っ直ぐ床と平行になる高さが良いとされますので参考にしてください。
自分の体に合う高さの枕を見つけにくい場合は、Recovery Sleep枕をおすすめします。7つの部屋に分かれており、各部屋の中材を細かく調整できるため、ご自分の体にあった高さでお使いいただけます。
商品の詳細をこちらからチェックしてみてください。
まとめ
肩こりは放置しておくと、頭痛、めまい、疲れ目、吐き気、腕の痺れなどさまざまな症状を引き起こす恐れがあります。「たかが肩こり」と軽く考えず、しっかりと対策・対処していきましょう。
ブラジャーの見直しは、比較的簡単にできる肩こりの対策・対処法です。まずは今回ご紹介した内容を参考にして、お手持ちのブラジャーのサイズや肩紐の状態、着け方をチェックしてみてください。