【監修】良い睡眠のための寝具選び:アイテム別完全ガイド

私たちの生活の約三分の一は睡眠に費やされます。この静かな時間が、健康、幸福感、さらには日々のパフォーマンスにどれほど重要な役割を果たしているか、ご存知でしょうか?良質な睡眠は、エネルギーを回復させ、心と体をリフレッシュするために不可欠です。しかし、多くの人々が快適な睡眠を得るための鍵、すなわち「適切な寝具」の選び方に苦労しています。
今回は、最適な寝具の選び方を詳しく解説し、それがどのようにして睡眠の質を向上させるかについて解説していきます。寝具選びに迷っている方や、より快適な睡眠生活を手に入れたい方は、今回のコラムを是非参考にしてみてください。

1.マットレスの選び方

1-1.マットレスの種類(スプリング、メモリーフォーム、ラテックスなど)

1. スプリングマットレス

スプリングマットレスは、内部にコイルスプリングが組み込まれており、その反発力によって体を支えるため、反発力に優れています。スプリングの種類には、ボンネルコイル、ポケットコイル、コンティニュアスコイルなどがあります。

2. メモリーフォームマットレス

メモリーフォームマットレスは、体温と圧力に反応して形状が変化し、体の形にぴったりとフィットする特性を持っています。圧力分散に優れ、体にかかる負担を軽減するため、関節痛や背中の痛みを抱える人に適しています。また、動きによる揺れ等を吸収する性質があるため、寝相が悪い人の隣で寝ても、振動が伝わりにくいのが利点の一つです。

3. ラテックスマットレス

ラテックスマットレスは天然ゴムまたは合成ゴムから作られ、弾力性が高く、通気性に優れています。天然ラテックスは抗菌性と防ダニ性があり、アレルギー持ちの人にも適しています。また、メモリーフォームよりも反発性が高く、速く形状が回復するため、寝返りを打ちやすいという利点があります。

1-2.自分に合ったマットレスの選び方

マットレスは自分の好みに合ったものを選ぶことが重要です。マットレスを選ぶ際のポイントは、体圧分散と寝姿勢です。体圧分散とは、寝ている間に体重が均等に分散されることを指します。
マットレスには、大きく分けて高反発なものと、低反発なものがあります。寝姿勢を重視する場合は、寝返りを打ちやすく、背骨の自然なサポートをしてくれる高反発のマットレスが適しています。
一方で、体圧分散を重視する場合は、身体の重みを均等に分散してくれる低反発のマットレスが適しています。しかし、硬すぎる(高反発すぎる)マットレスは、体圧分散には適しておらず、柔らかすぎる(低反発すぎる)マットレスは、寝返りが打ちにくく、熱や湿気がこもりやすい、といったようなどちらも一長一短の側面を有しています。そのため、自分にとってストレスの少ないものを選ぶことが重要です。

1-3.おすすめのマットレス(のサポートアイテム)

上述の「自分に合ったマットレスの選び方」の箇所で説明したように、マットレスは結局のところ反発性のバランスがとれており、自分にとってストレスの少ないものを選ぶしかないという側面があります。マットレスは個人によって適しているアイテムが異なるため、ここではマットレスのサポートアイテムとして「敷きパッド」をおすすめします。この敷きパッドとは、ベット(マットレス)の上に敷くだけで、睡眠の質をアップデートしてくれるアイテムです。
そんな敷きパッドの中で、おすすめなのが「Recovery Sleep敷きパッド」です。柔らかいマットレスは、身体の沈み込みが大きく、熱や湿気がこもりやすいので、寝汗をかきやすい人などは特に睡眠の質が低下してしまいます。そのため、マットレスにおいて反発性の他に、通気性も重要な要素となります。「Recovery Sleep敷きパッド」は、自然の鉱石を糸に練り込むことで赤外線を輻射し温熱効果をもたらす特殊素材を使用しており、さらに吸放湿性に優れているため、寝ている間のムレを軽減してくれます。綿100%で肌触りも良く、敷くだけで簡単に睡眠の質を向上させることが可能となります。

「Recovery Sleep敷きパッド」が気になった方は、詳細を以下のリンクからチェックしてみてください。
Recovery Sleep敷きパッド

2.枕の選び方

2-1.枕の種類とその特徴(低反発、高反発、羽毛など)

1. 低反発枕

低反発枕は、メモリーフォーム(温度感応型ポリウレタンフォーム)を使用していることが多く、体温と圧力に反応してゆっくりと形が変わり、頭と首を優しく包み込むようにサポートしてくれます。この特性により、首や肩への圧力を均等に分散させ、筋肉の緊張を和らげる効果を有しているため、寝返りが少ない人や、一定の位置で寝ることを好む人に適しています。ただし、夏場は熱がこもりやすい、寝返りを打ちにくいなどのデメリットもあります。

2. 高反発枕

高反発枕は、ポリウレタンフォームなどの反発力が強い素材を用いていることが多く、寝返りを活発に打つ人や、しっかりとしたサポートを好む人に適しています。高反発枕の特徴としては、形状が元に戻りやすく、長時間使用しても沈み込みにくいという点があります。また、通気性も良好なものが多いため、夏場でも快適に使用することができます。

3. 羽毛枕

羽毛枕は、ガチョウやアヒルの羽根を使用した枕で、軽量で柔らかく、非常に高い通気性を有しています。自然な素材のため、吸湿発散性に優れており、一年中快適に使用することが可能で、自然に頭の形にフィットし、ソフトな感触を得られることも魅力です。しかし、定期的なメンテナンスも必要とされます。

2-2.自分に合った枕の選び方(頭と首のサポート:理想的な枕の高さ)

枕の役割は、ベットや布団と後頭部から首にかけてのすき間を埋め、立っている時の姿勢に近い自然な体勢を保つことにあります。適切な枕を選ばないと、この自然な体勢を保つことができず、気道や首に負担がかかってしまいます。ベットや布団と後頭部から首にかけてのすき間は、人によって異なり、一概にこの高さが良いとは言えませんが、起きた時に肩や首のコリが気になっていたら、枕が自分に合っていない可能性があります。自分にとっての自然な体勢を維持するために、自分に合った高さの枕を選ぶことが重要です。また、枕の高さに関して、仰向け、横向き、うつ伏せなど寝姿勢によっても、求められる高さが変わってくるため寝姿勢によって使い分けることも必要となります。
また、マットレスの部分でも少し触れましたが、熱や湿気がこもってしまうと、睡眠の質を低下させる原因になってしまうため、枕においても吸湿性・放湿性に優れた素材のものを選ぶと良いでしょう。

2-3.おすすめの枕

枕は、「Recovery Sleep メディカルサロンピロー Special Edition」がおすすめです。
「自分に合った枕の選び方」のパートにおいて解説しましたが、枕は自分に合った高さが求められ、寝姿勢によって使い分けることも必要となります。この「Recovery Sleep メディカルサロンピロー Special Edition」は、柔軟性と反発性素材で密着フィットし、考え抜かれた設計により、どんな寝姿勢でも、正しい姿勢を作り出してくれます。また、肩・首のポイントに最大190ミリテスラの永久磁石を配置し、肩・首のコリも解消してくれます。さらに、中素材には柔軟性と反発性素材に優れたソフトエアーパイプを使用しており、この素材は一つ一つが空洞状なので、通気性が高く熱がこもりません。

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3.掛け布団・毛布

3-1.掛け布団・毛布の選び方:素材と季節に応じた選択

掛け布団・毛布も、マットレスや枕と同様に、吸湿性や放湿性に優れ、適度な保温性を有していることが求められます。また、掛け布団・毛布は、特に温度調整において果たす役割の高い寝具ですが、日本は四季があり、季節によって温度差が激しいため、季節に応じて使い分ける必要性があります。冬の寒い時期に、寝床を暖かく保つために掛け布団・毛布を使用することももちろん重要ですが、夏でも何もかけずに寝ると、睡眠中の体温調節が難しくなってしまうため、一枚はかける必要があります。
そして、掛け布団・毛布においては重すぎないこともポイントの一つです。寝返りをする事によって、血行不良や身体に負担がかかることを避ける他、布団内の温度・湿度調整を行うという意味で重要ですが、掛け布団・毛布が重すぎると、寝返りを打ちづらくなってしまいます。
まとめると、掛け布団・毛布は放吸湿性や保温性、そして軽量性が重要であり、季節に応じて適切に使い分ける必要があるということです。

3-2.おすすめの掛け布団・毛布

掛け布団・毛布のおすすめは、「Recovery Sleep カポック素材毛布」です。
「Recovery Sleep カポック素材毛布」は、カポック綿という素材が使用されています。カポック綿は、寒い時には湿気を吸い、暖かく発熱し、暑い時には、湿気を放出し、涼しく快適にしてくれる素材で、軽量性にも優れています。これにより、優れた保温性と放吸湿性を実現し、重さにより寝返りが妨げられる等のストレスからも解放された睡眠を手に入れることができます。また、「Recovery Sleep カポック素材毛布」は掛け布団と一体化するカバー毛布であり、寝相が悪くても、毛布と掛け布団がズレることなく朝を迎えることができます。

「Recovery Sleep カポック素材毛布」が気になった方は、詳細を以下のリンクからチェックしてみてください。

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4.シーツと寝具カバー

4-1.シーツの素材と特性(綿、麻、シルクなど)

1. 綿(Cotton)

綿はシーツの素材として最も一般的で、吸湿性と通気性に優れています。綿素材のシーツは、肌に優しく、柔らかな触り心地が魅力の一つです。また、洗濯が容易で耐久性も高いため、頻繁に使用しても長持ちするという利点があります。

2. 麻(Linen)

麻は夏に適したシーツ素材として知られています。その最大の特徴は、優れた通気性と速乾性です。麻は自然の抗菌性と防臭性を有しており、湿気の多い環境でもカビや臭いが発生しにくいという特性があります。また、麻のシーツは使うほどに柔らかくなり、耐久性も非常に高いという利点があります。

3. シルク(Silk)

シルクはその滑らかな触り心地と豪華な見た目で高級シーツの素材として人気な素材です。シルクは天然のアミノ酸を含んでいるため、肌に優しく快適な肌触りが特徴です。また、天然の調湿性を有しており、夏は涼しく冬は暖かい睡眠環境を作り出してくれることも特徴です。一方で、シルクシーツはデリケートで手入れが難しいというデメリットがあります。通常はドライクリーニングが推奨され、自宅での洗濯は特別な注意が必要な素材でもあります。

4-2.シーツ選びのポイント:肌触りと管理のしやすさ

シーツは、吸水性や放吸湿性が大切です。人は睡眠時に一晩コップ1杯程度(約200ml)の汗をかき、約1.5度体温が下がるといわれています。シーツに吸水性や放吸湿性がないと、湿気がこもり蒸れてしまうことで体温調節が上手くいかず、睡眠の質を下げてしまう原因となります。
また、シーツの肌触りも睡眠時のストレスの原因となりうるので、肌触りが良いものを選ぶことが賢明です。

4-3.おすすめのシーツ・寝具カバー

マットレスの部分でも、おすすめの敷きパッドを紹介しましたが、ここでは冬に特におすすめの敷パッドを紹介します(※オールシーズン使うことができます)。
冬に特におすすめな敷きパッドは、「Recovery Sleepプレミアムホット敷きパッド」です。「Recovery Sleepプレミアムホット敷きパッド」は、赤外線による温熱効果と吸湿発熱のWアプローチで、とても暖かく快適な睡眠を提供してくれます。また、モイストタッチ生地を使用しており、髪や肌に優しく、就寝時の乾燥を防ぐ効果も有しています。

「Recovery Sleepプレミアムホット敷きパッド」が気になった方は、詳細を以下のリンクからチェックしてみてください。

Recovery Sleepプレミアムホット敷きパッド

5.特殊なニーズに応じた寝具の選び方

5-1.アイマスクの選び方

アイマスクを選ぶ上で重要となるのは、光の遮断性と適度なサイズ感です。
人は五感による知覚の約80%を視覚から得ているといわれています。睡眠時には目を閉じるため視覚は機能していないように思えますが、人は目を閉じていても光を感知してしまいます。光を感知してしまうことによって情報を受け取ってしまい、睡眠の妨げや睡眠の質の低下を招いてしまうことを防ぐために、アイマスクにおいて光の遮断性は重要な要素となります。
また、アイマスクを選ぶ際には適度なサイズ感のものを選択することが大切です。アイマスクがきつ過ぎると目や頭に圧迫感を感じ、睡眠時のストレスの原因となってしまい、反対にゆる過ぎると、途中で外れてしまうことや光を十分に遮断できないことを招いてしまいます。
以上の理由から、アイマスクを選ぶ際には、光の遮断性と適度なサイズ感に着目して選ぶようにしましょう。

5-2.おすすめのアイマスク

おすすめのアイマスクは、「Recovery Sleep アイマスク」です。
「Recovery Sleep アイマスク」をおすすめする理由としては、遮光性に優れており、着用すれば日中の明るい環境でも暗闇を作ることできる点があげられます。また、長さを調整することができるため、自分の頭の形や大きさに合わせ、快適な締め付けになるよう調節することができます。そして、アイマスクも他のRecovery Sleepのアイテムと同様に、優れた素材を使用しているため、温熱効果や吸放湿性を有していながら、心地の良い肌触りを実現しています。

「Recovery Sleep アイマスク」が気になった方は、詳細を以下のリンクからチェックしてみてください。

Recovery Sleep アイマスク

まとめ

本コラムでは、快適な睡眠に欠かせない寝具選びのポイントとおすすめアイテムを紹介しました。マットレスから枕、掛け布団、毛布に至るまで、各寝具の選び方とおすすめの商品を詳しく解説し、どのようにそれらが睡眠の質を向上させるかを説明してきましたが、いかがだったでしょうか?適切な寝具を選ぶことは、より質の高い睡眠を得る上で欠かせません。
また、適切な寝具選びには個々の睡眠のニーズや好みが重要であるため、実際に試してみることが最も良い選択肢となるでしょう。最適な寝具を選ぶことは、心地よい眠りを得ることにつながり、快適な生活を送ることにもつながっています。このコラムが、より質の高い睡眠を追求する皆さんの一助となれば幸いです。

この記事の監修者

休養 × 疲労回復の専門家
睡眠改善協議会 睡眠改善インストラクター
日本リカバリー研究所 所長

福田 英宏 (フクダ ヒデヒロ)

早稲田大学大学院スポーツ科学研究科(修士)卒業後、㈱Recovery Adviserを立ち上げ「休養」「疲労回復」の専門家として多くのアスリートやスポーツチーム、競技団体の競技力向上をめざした休養サポートを行う。
早稲田大学大学院スポーツ科学研究科(修士)卒業後、㈱Recovery Adviserを立ち上げ「休養」「疲労回復」の専門家として多くのアスリートやスポーツチーム、競技団体の競技力向上をめざした休養サポートを行う。

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