【監修】肩こりと眼精疲労の関係は?つらい症状の原因や、悪循環に陥らないための解決策を紹介

「疲れがとれない」「目が疲れるし、何だか肩こりもつらい」など、日常のなかの不調な症状に悩まされている方は多いのではないでしょうか。「肩こりだけ」「眼精疲労だけ」などひとつの症状に悩む方もいれば、両方の不調を同時に感じている方もいらっしゃるかもしれません。不調が多ければ多いほど、心身ともに疲れてしまい、生活に支障をきたしてしまいます。

今回は、肩こりと眼精疲労の2つの症状に悩む方に向けて、両者の関係性を解説します。原因や解決策についても解説しているので、「肩こりと眼精疲労を両方一緒に解決したい」という方は、ぜひご参考にしてみてください。

1.肩こりと眼精疲労は密接に関係している

一見関係がなさそうな肩こりと眼精疲労ですが、実は密接に関係しています。製薬会社であるエーザイの調べによると、眼精疲労を感じている方の約2人に1人が肩こりの症状を感じているのだそうです。(※)多くの方が、肩こりと眼精疲労に同時に悩まされていることが分かります。

例えば、長時間デスクワークをする方は目を酷使する傾向にあり、眼精疲労を感じやすくなります。「最初は眼精疲労だけだったのに、次第に肩こりを感じるようになった」という経験がある方も多いのではないでしょうか。

目の疲れと肩こりには、自律神経系の働きが大きく関わっています。自律神経系には、身体活動を活性化させる交感神経と、身体をリラックス状態に導く副交感神経があります。この2つのバランスが崩れてしまい、自律神経が乱れると、さまざまな不調を感じるようになるのです。肩こりも眼精疲労も、自律神経のバランスの乱れによる不調として起きてしまいます。

2.ストレスが大敵!眼精疲労と肩こりの原因

人はストレスを感じると、交感神経と副交感神経のバランスが崩れます。そうすると、心身が疲労のサインを出しはじめ、不快な症状が出るようになるのです。

自律神経の乱れは、肩こりと眼精疲労の両方に深く関わっていますが、まずは、それぞれの主な原因について解説します。

2-1.眼精疲労の原因

眼精疲労の主な原因は、目の酷使です。特に最近は、パソコンやスマートフォンの画面を見ている時間が長くなっていることから、目が疲れやすい環境にさらされています。目の焦点を合わせるのには「毛様体筋」という筋肉が関わっています。毛様体筋がうまく働くことで、近くのものや遠くのものにピントを合わせられるのです。

自律神経系の働きが乱れると、毛様体筋の働きが低下します。そうすると、ピントが合いにくくなり、目の疲れにつながってしまうのです。目が疲れている状態が慢性化すると、ストレスとして脳に伝わってしまい、さらに自律神経系が乱れるという悪循環に陥ります。

また、過度なストレスにさらされると、眼精疲労の原因のひとつであるドライアイを引き起こしやすくなります。眼精疲労を防ぐためには、定期的に休養し、ストレスを取り除くことも大切です。

2-2.肩こりの原因

肩こりの主な原因は、姿勢の崩れやストレスによる緊張です。猫背や前かがみなど、肩に負担がかかる姿勢が続くと、筋肉がこわばり、肩こりの症状が現れます。ほか、同じ姿勢が長時間続くことも肩こりの原因になり得ます。

肩こりは、ストレスによっても生じます。ストレスによって緊張状態が続き自律神経系が乱れると、血行が悪化し、肩こりとなって現れるのです。

肩こりは「現代の職業病」といわれるほど、身近な症状です。ストレス社会で過ごしている以上、予防に努めて適切に対策することが重要です。

3.眼精疲労と肩こりが同時に起こる理由

先ほども触れたように、眼精疲労と肩こりの悩みを同時に抱えている方が多くいらっしゃいます。肩こりの主な原因には物理的・精神的なストレスがありますが、眼精疲労によるストレスが肩こりを発生させる可能性もあるのです。放っておくと、ストレスが重なり、慢性化します。慢性化するとほかの不調を招くことになり、生活に支障をきたすので早めの対策が必要です。

「眼精疲労からくる肩こり」とは逆で、肩こりから眼精疲労になるケースもあり得ます。特に目の疲れはないものの、ストレスから肩こりが起こった場合、症状を放置しておくと段々と目が疲れてくることがあるかもしれません。肩こりを感じている時点で、身体は疲れやストレスを溜めています。つまり、この段階で自律神経系が乱れつつあるのです。繰り返しになりますが、自律神経系が乱れるとさまざまな不調を招くため、目が疲れる可能性も大いにあり得ます。

4.眼精疲労や肩こりの悩みを和らげる6つの解決策

眼精疲労や肩こりの悩みを和らげていくためには、両方の原因を取り除いていくことが大切です。同時に、根本的な原因であるストレスを減らしていくことで、予防にもつながります。ここからは、眼精疲労や肩こりなどの不快な症状を取り除き、予防するための解決策について解説します。

4-1.眼精疲労を招く生活環境を見直す

眼精疲労の悩みを解消するためには、原因である目の酷使をやめることが一番です。パソコンやスマートフォンの使用時間を減らせる場合は、ぜひ実践してみましょう。仕事柄、使用時間の見直しが難しい場合は、作業環境を改善するのもひとつの方法です。

また、現在使用しているメガネやコンタクトが合っているかを確認することも重要。目の状況は変化するものなので、定期的に眼科を受診してチェックしてもらうと安心です。眼精疲労がなくなると、ストレスの減少により、肩こりの症状が和らぐ可能性もあります。

4-2.目の疲れをとるための習慣をつける

生活環境の見直しと合わせて、ぜひお試しいただきたいのが、目を労わる習慣をつけることです。例えば、手軽にできるのが、マッサージです。目の疲れが気になるときには、後頭部が硬くなっている傾向にあります。後頭部と首の境目にある筋肉をもみほぐすと、リラックスできておすすめです。目頭や目尻のツボを押すだけでもすっきりします。

また、目元を温めたり、アイマスクを使ったりするのも良いでしょう。目を労わり、眼精疲労を取り除くことで、ストレスを減らすことができます。

4-3.姿勢を見直す

無理な姿勢が続くと肩こりが生じやすくなるため、姿勢を意識するように心がけましょう。デスクワークをするときに、正しく座るだけでも随分と違います。猫背や前かがみの体勢が長時間続いていないか、確認してみてください。

スマートフォンを見るときの姿勢にも注意が必要です。顎を引き、斜め下を見るような姿勢は、肩こりをひどくしてしまいがち。スマートフォンを持つ位置を調整し、なるべく視線を保ったままいられるのがベストです。

また、目の疲れによってピントが合いづらく、パソコンを覗き込むような姿勢になると、肩こりにつながります。そういう意味でも、眼精疲労と肩こりの悩みは、両方同時に解消していけるのが理想です。

4-4.質の良い睡眠をとる

疲れやストレスを溜め込まないためには、質の良い睡眠が大切です。疲れたら身体を休めるのが基本。寝ている間にしっかり脳を休めることで、翌日にパフォーマンスを発揮できるのです。熟睡することが何よりの回復なので、ぜひ睡眠環境を整えてみてください。寝具の見直しもおすすめです。

4-5.ゆっくり入浴する

入浴には、心身をリラックスさせる効果が期待できます。副交感神経を優位にするためには、少しぬるいと感じるお湯にゆっくり浸かるのがおすすめです。良い香りの入浴剤を入れたり、好きな音楽をかけたりしながら、一日の疲れを癒しましょう。

ただし、41℃以上の熱いお湯に浸かると、交感神経が優位になり覚醒してしまうので注意が必要です。リラックスしたいときの入浴は、ぬるめのお湯で、就寝1〜2時間前には済ませるようにしましょう。

4-6.ストレス源から離れる

ストレスは、眼精疲労や肩こりだけでなく、さまざまな不調をもたらします。物理的なストレスに加え、精神的なストレスも要注意です。悩みや不安は溜め込まずに、なるべく早い段階で解消していけるのが理想といえます。ストレスのもとになっていることから離れられる場合は、思いきって離れてしまうのもひとつの方法です。

5.寝具の見直しも効果的!不快な悩みの解消にはRecovery Sleepの快眠グッズがおすすめ

ストレスや疲れを翌日に持ち越さないためには、質の良い睡眠をとることが大切です。質の良い睡眠をとるためには、睡眠環境を整える必要があります。眼精疲労や肩こりを含め、慢性的な不調に悩まされている方は、ぜひこの機会に寝具を見直してみてはいかがでしょうか。

以下では、眼精疲労や肩こりの悩みにおすすめのRecovery Sleepの快眠グッズをご紹介します。

5-1.Recovery Sleepメディカルサロンピロー

Recovery Sleepメディカルサロンピローは、肩と首のこりを解消するために誕生した、医療機器認証の磁気枕です。肩と首がくる場所に、ハの字型に永久磁石が配置されています。ハイパワーの磁石により、広範囲の血行を促進するため、こりから解放されたい方や、すっきりとした目覚めを体感したい方におすすめです。

仰向け派にも横寝派にもフィットする設計で、正しい寝姿勢に導いてくれるのもポイントです。また、中素材の分量を調節できる仕様なので、自分の体型に合わせて枕の高さを変えられます。寝姿勢や寝具の硬さに合わせられ、快適な睡眠環境を整えるのに役立ちます。

枕カバーには、繊維の専門集団が開発した、赤外線効果を持つ素材が使われています。自然の鉱石が体熱を吸収し、赤外線として輻射することで、温熱効果をもたらすのが特徴です。睡眠の質を上げ、すっきりとした目覚めを叶えます。

Recovery Sleepメディカルサロンピロー

5-2.Recovery Sleep アイマスク

Recovery Sleep アイマスクは、ぐっすり眠りたい方におすすめです。睡眠時の光を遮断できるので、睡眠の質を高められるのがポイントです。手軽に暗闇をつくることができ、夜間の睡眠時はもちろん、オフィスでの休憩や飛行機移動時にも重宝します。

特殊素材であるRecovery Sleepが使われており、自然の鉱石が赤外線を輻射し、温熱効果をもたらします。ぽかぽかとした使用感により、疲れた目を労わりたい方にぴったりです。

また、サイズ調整が可能で、しっかりとフィットさせられるので、子どもから大人まで使えます。寝返りをうっても簡単に外れないため、快適に使いやすいアイテムです。

Recovery Sleep アイマスク

5-3.セットで使うのもおすすめ

効率よく疲れをとりたい方には、セット使いがおすすめです。Recovery Sleepメディカルサロンピローで肩こりの悩みを、Recovery Sleepアイマスクで眼精疲労の悩みをすっきり解消してみてはいかがでしょうか。

Recovery Sleepでは、ほかにも多数の快眠グッズを展開しています。以下のリンクから詳細をチェックしてみてください。

Recovery Sleep商品ページ

まとめ

肩こりと眼精疲労には、個々の原因があるだけではありません。自律神経系の働きを通してお互いに深く関わっており、悪循環に陥ることもあります。目の不調も肩こりも、慢性化するとさらなる不調を生じさせてしまうため、早めに対策することが大切です。

肩こりや眼精疲労の解決策はさまざまですが、手軽に実践できることも多々あります。今回ご紹介した内容も参考にしながら、自分に合った方法で悩みを解消していきましょう。

この記事の監修者

休養 × 疲労回復の専門家
睡眠改善協議会 睡眠改善インストラクター
日本リカバリー研究所 所長

福田 英宏 (フクダ ヒデヒロ)

早稲田大学大学院スポーツ科学研究科(修士)卒業後、㈱Recovery Adviserを立ち上げ「休養」「疲労回復」の専門家として多くのアスリートやスポーツチーム、競技団体の競技力向上をめざした休養サポートを行う。
早稲田大学大学院スポーツ科学研究科(修士)卒業後、㈱Recovery Adviserを立ち上げ「休養」「疲労回復」の専門家として多くのアスリートやスポーツチーム、競技団体の競技力向上をめざした休養サポートを行う。

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