【監修】首が痛い原因は枕にある?枕が合わない場合の対処法についても解説します

「起きると首が痛いのは枕が原因?」「枕が合わない時の対処法は?」など、睡眠時に首が痛くなると、枕に関するさまざまな疑問が生じるのではないでしょうか。

合わない枕を使用し続けていると、さまざまな身体の不調をもたらす可能性があるため、早急に対策をとることが大切です。

そこで今回は、睡眠時に首が痛くなる原因や枕が合わないときの対処法について解説します。枕の選び方や素材の特徴についても触れていますので、枕の交換を考えている方も、ぜひご参考にしてみてください。

2.合わない枕を使い続けると身体の不調の原因となる

合わない枕を使い続けると、無理な姿勢が続き、睡眠が浅くなります。そのため、慢性的な疲労を感じる原因となるのです。
他にも、首こりや肩こり、頭痛を引き起こす可能性も。このように、合わない枕を使用し続けることは、さまざまな身体の不調の原因となります。枕を選ぶ際には、身体に合ったものを使用することが大切です。

3.枕が合わないときの対処法

枕の使用中に、首や肩が痛くなる場合は、正しい姿勢で寝られているか確認しましょう。枕は、頭だけでなく首まで支えなくてはなりません。
睡眠時に首が痛くなる人は、首が支えられていない可能性があるため、枕を肩までしっかりと引き寄せましょう。そうすることで、首まで枕にのり、首の痛みを軽減できる可能性があります。
また、枕が低く、首が反ってしまう場合は、バスタオルなどで高さを調整しましょう。枕が低すぎると、肩こりだけではなく、顔のむくみやまぶたの腫れの原因となります。首が反り過ぎないように、バスタオルなどで身体に合った高さにすることが大切です。

4.首が痛くならない枕の選び方

睡眠中に首を痛めないためにも、正しく枕を選ぶことが大切です。枕は種類によって、形状や高さが異なるので、あなたの身体に合ったものを選択しましょう。ここでは、首が痛くならない枕の選び方について解説してまいります。

4-1.寝返りがスムーズにうてる高さの枕を選択

枕は、寝返りがスムーズにうてる高さのものを選択することが大切です。寝返りをうてないと、首に負担がかかり、首の痛みに繋がる可能性があります。

枕の高さは、背中から後頭部にかけて隙間ができないくらいの高さが理想的です。そうすることで、首が反り過ぎる事なく、体圧を分散できます。

加えて、顔の角度が5度くらいになる高さのものを選択すると、背骨のS字ラインを保つことができ、身体の負担を減らせるでしょう。

また、適切な枕の高さは人によって異なるので、セルフチェックを行うことをおすすめします。バスタオルを枕のように折って、実際に寝たときに、耳・肩・腰・ひざ・くるぶしが一直線に並んでいるか、顔の角度が5度くらいになっているかをチェックしましょう。その2つのチェックポイントをクリアしている高さが適切な枕の高さとなります。

自分に合った枕の高さを把握しておくと、枕を選びやすくなります。セルフをチェックをして、あなたに合う枕の高さを確認しておきましょう。

4-2.寝返りをうってもずれない重さの枕をチョイス

寝返りをうつと枕がずれてしまう場合は、枕が軽すぎる可能性があります。枕がずれてしまうと、睡眠が浅くなる原因となりますし、寝姿勢がくずれてしまうので、首の痛みの原因となります。

そのため、枕はやや重さのあるものを選択するようにしましょう。裏面にズレ防止の加工がされている枕もあります。睡眠中に枕がずれてしまう人は、そのような枕を選択しても良いでしょう。

4-3.寝返りをうっても頭が落ちない幅の枕を選ぼう

枕は、寝返りをうっても頭が落ちない幅のものを選択しましょう。幅が狭すぎると、寝返りをうった際に、頭が枕から落ちてしまいます。枕の幅は、60cm以上のものを選択すると頭が落ちにくいといえるでしょう。

ただし、体格によって適した幅は変わってきます。目安として、頭3つ分以上の幅がある枕がおすすめです。店舗で選ぶ場合は、実際に枕で寝てみて、寝返りをうっても頭が落ちない幅か確認するようにしましょう。

4-4.寝返りをうちやすい形状の枕がおすすめ

枕の形状がでこぼこしていたり、サイドの部分が極端に高くなっている枕は、寝返りがしにくいといえます。寝返りがしにくい枕は、身体の一部に負担がかかり、こりや痛みの原因となります。

加えて、熱がこもりやすく、睡眠が浅くなる場合もあるでしょう。
やわらかすぎる枕は頭が沈み込んでしまい、寝返りがうちづらくなってしまうので、ほどよい弾力の枕を選択するようにしましょう。

5.首の痛みを防止するためにも素材ごとの特徴をチェック

首の痛みを防止するには、枕の素材を確認することが大切です。素材によって特徴が異なりますので、あなたの好みに合う素材の枕を選択しましょう。ここでは、枕の素材ごとの特徴について解説してまいります。

5-1.「ウレタン」は首から肩にかけしっかりとフィット

しっかりと頭や首を支える枕を選ぶならウレタンがおすすめです。ウレタンは手のひらで押すと、形が残るやわらかい枕です。
頭や首の形に合わせてフィットするので、頭や首にかかる負担をやわらげてくれます。加えて、横向きに寝ても、同様にフィットするので、あらゆる寝姿勢に対応していてくれる素材です。
ウレタン枕のデメリットとして、お手入れのしにくさが挙げられます。ウレタン枕は洗濯が難しく、水洗いは劣化の原因となります。
そのため、定期的に陰干しをしなければなりません。また、通気性がほとんどないことから、夏場は蒸れやすく、熱がこもりやすいといえるでしょう。

5-2.お手入れのしやすさで選ぶなら「パイプ」

枕の清潔さを保つならお手入れのしやすいパイプを選択しましょう。パイプは通気性が良く、蒸れにくいので、ダニやカビが発生しにくい素材です。加えて洗濯機で洗っても劣化しにくいのでお手入れが簡単な枕といえます。定期的に洗濯をして枕を清潔に保ちたい人におすすめです。
パイプ枕のデメリットとして、寝返りをうつとカサカサと音がする点が挙げられます。人によっては、音が気になって眠りの妨げになる可能性があるでしょう。また、吸湿性が低いことから、吸湿効果のある枕カバーで対処する必要があります。

5-3.やわらかい感触が好みなら「羽毛」を選択

ふんわりとしたやわらかい枕を選ぶなら羽毛の枕をチェックすると良いでしょう。羽毛の枕は、他の素材に比べてやわらかく、適度な沈み込みで快眠をサポートします。加えて、通気性が良く保温性にも優れているため、冬場はあたたかく、夏場は涼しく使用できます。シーズンを通して活躍する万能な枕といえるでしょう。

羽毛のデメリットとして、アレルギー体質の人は使用できない点が挙げられます。鳥のアレルギーがある人は、羽毛の枕を使用すると、アレルギー反応をおこす可能性があるため、使用は控えた方が良いでしょう。また、枕によっては水鳥の独特なにおいがする場合があるので、注意が必要です。

5-4.蒸れが気になるなら「そばがら」がおすすめ

熱がこもるのを防ぐならそばがらの枕を選択しましょう。そばがらの枕は、そばの実をとった後に残る殻を使用した枕です。通気性がよく熱がこもりにくい特徴があります。それでいて吸湿性も合わせ持っているので、睡眠時の汗を放出してくれます。特に暑い夏場におすすめの枕です。

ただしそばがらは、湿気がたまると、虫が発生する可能性があります。そのため、そばがらの枕を使用する際は、湿気がこもらないように、定期的に天日干しをする必要があります。
加えて、そばアレルギーの人は、アレルギー反応をおこす可能性があるので、使用はできません。アレルギーの疑いがある人は、他の素材の枕を検討すると良いでしょう。

6.枕の適切な交換時期を確認

枕の交換時期を過ぎても使用を続けていると、高さが合わなくなったり、不衛生な状態になったりする可能性があります。そのため、枕は適切な時期に交換することが大切です。
枕の交換すべきサインとして、弾力やボリュームがなくなった時や、感触がへたってきた時が挙げられます。ボリュームがなくなると、高さが合わなくなり、首の痛みの原因となる可能性があるので、交換を検討するようにしましょう。

また、シミや黄ばみが落ちなくなった時も、交換するべきタイミングといえます。汚れたまま枕を使用していると、身体の不調の原因にもなりますので、早急に交換するようにしましょう。
枕の交換時期の目安は、購入してから2〜3年とされています。しかしながら、素材によって寿命は変わりますので、交換すべきサインがみられたら、新しい枕を検討するようにしましょう。

7.大切な枕を長く使用するならRecovery Sleepの枕パッドをつけよう

大切な枕を長く愛用するならRecovery Sleepの枕パッドを検討しましょう。
Recovery Sleepの枕パッドを使用することで、枕本体に汚れが付着するのを軽減するだけでなく、さまざまなメリットが期待できます。

Recovery Sleepは鉱石が練り込まれた中綿を使用していることから、人体から放出される体熱が鉱石の機能によって、赤外線として人体に輻射され温熱効果をもたらします。通常の生地とは違い、温熱効果が皮膚や筋肉に働きかけることによって、血行促進の効果が期待できるのです。

お使いの枕に、サッと取り付けるだけなので、簡単に使用できるのも魅力のひとつ。素材は綿100%のものとヒートモイストマイクロファイバーを使用したものから選べます。綿100%の枕パッドは、心地よい肌ざわりで通気性が良く、シーズンを通して使用できるでしょう。

一方、ヒートモイストマイクロファイバーが表地に施された枕は、保湿性がある素材なので、冬の気になる乾燥を軽減してくれます。静電気防止機能もついているので、冬場の快眠をサポートしてくれる枕パッドといえるでしょう。
Recovery Sleepは、洗濯機で丸洗いが可能なので、お手入れも簡単です。小さいお子様からお年寄りまで幅広い年齢層の人に使える枕パットなので、大切な人のプレゼントにもぴったりの商品といえます。

Recovery Sleep 枕パッド一般医療機器

Recovery Sleep プレミアムホット枕パッド 一般医療機器

8.枕を交換するならRecoverySleepの枕を検討しよう

新しい枕を選ぶなら、Recovery Sleepの枕を検討しましょう。Recovery Sleepの枕は、枕職人が設計し、一つひとつ手作業で作られています。ほかの枕とは違い、月形の設計で、肩に沿ったラインや寝返る方向など、7つのゾーンに程よいふくらみがほどこされています。

月形であることから、寝返りが打ちやすく、頭から枕が落ちたり、枕がずれたりすることを最小限に留めます。あおむけ寝、横向き寝、両方の姿勢に対応した枕です。
また、Recovery Sleepの枕は、中の素材にもこだわっています。後頭部には優しく頭を支えるやわらか中材を、両サイドは肩に合わせて絶妙に高く、音がしない程の固さの中材を使用しています。首から肩にかけては、高密度の綿を使った中材を使用しているので、身体の負担を軽減してくれるでしょう。

加えて、Recovery Sleepの枕は、セルフオーダー枕であることから、自分で中材の量を調節できる特徴があります。そのため、自分の体格に合わせて、首や肩の中材の量を調節し、高さや感触を変えられるのです。付属で100gの追加用パイプがついてくるので、高さが気になった時に手軽に調節ができます。

枕パッド同様に、枕カバーにも鉱石が練り込まれているので、温熱効果がもたらされ、快眠をしっかりサポート。お手入れも簡単なことから、育児中の人やフルタイムで働いている人にもおすすめです。疲労を次の日にもちこさないためにも、Recovery Sleepの枕を検討してみてはいかがでしょうか。

Recovery Sleep 枕

まとめ

今回は首が痛い原因は枕にあるのか解説してまいりました。合わない枕を使用し続けていると、首の痛みだけでなくさまざまな身体の不調をもたらします。睡眠時に首の痛みが生じたら、バスタオルなどで高さを調節するなどの対策をとることが大切です。

それでも症状が改善しないようであれば、枕の交換を検討しましょう。枕は、形状や素材によって特徴が異なります。それぞれの特徴を理解して、あなたの体格に合う枕を選択することをおすすめします。

Recovery Sleepの枕パッドや枕は、肩こりや首の痛みが気になる人や、次の日に疲労を持ち込みたくない人におすすめです。新しい枕パッドや枕の交換を考えているのであれば、Recovery Sleepのものを検討してみてはいかがでしょうか。

この記事の監修者

休養 × 疲労回復の専門家
睡眠改善協議会 睡眠改善インストラクター
日本リカバリー研究所 所長

福田 英宏 (フクダ ヒデヒロ)

早稲田大学大学院スポーツ科学研究科(修士)卒業後、㈱Recovery Adviserを立ち上げ「休養」「疲労回復」の専門家として多くのアスリートやスポーツチーム、競技団体の競技力向上をめざした休養サポートを行う。
早稲田大学大学院スポーツ科学研究科(修士)卒業後、㈱Recovery Adviserを立ち上げ「休養」「疲労回復」の専門家として多くのアスリートやスポーツチーム、競技団体の競技力向上をめざした休養サポートを行う。

この記事に関連する商品

"枕"に関連するその他のコラム記事