【監修】枕カバーの洗濯の頻度は?正しい洗濯方法についても解説します
「枕カバーの洗濯する頻度はどれくらいが適切?」
「枕カバーの正しい洗濯方法が知りたい」
枕カバーのお手入れをする際にこのような疑問がわいてくることはありませんか。枕カバーは適当に手入れをしてしまうと、生地を痛めてしまったり、汚れが落ちずに不衛生な状態になってしまう可能性があります。
枕カバーを長く清潔な状態で使用するには、正しいお手入れをする必要があるのです。そこで今回は、枕カバーの適切な洗濯頻度と正しい洗濯方法について解説してまいります。
この記事を読めば、正しいお手入れの方法がわかるので、あなたの大切な枕カバーを長く清潔な状態で使用できるでしょう。枕カバーのお手入れに適した洗剤や、汚れを予防する方法についても解説していますので、ぜひご参考にしてみてください。
目次
1.枕カバーを洗濯する頻度は1週間に1~2回
枕カバーは週に1〜2回洗濯すると清潔に保てます。こまめに洗濯することで、汚れの沈着を防げるためです。汚れたままの枕カバーをそのまま使用していると、肌荒れの原因となったり、ダニやいやなニオイが発生してしまう可能性があります。そのような事態を防ぐためにも、最低でも週に1回は枕カバーを洗濯するようにしましょう。
ただし、ワックスやファンデーションなどで枕カバーが汚れた場合は、その都度洗濯する必要があります。そうすることで、汚れが沈着するまえに、きれいに落とせます。
また、季節に応じて洗濯する頻度を変えることも大切です。汗を大量にかく夏場には、洗濯する頻度を増やし、ニオイやダニの発生を予防しましょう。
2.枕カバーの正しい洗濯方法
枕カバーを正しく洗濯することで、枕カバーを清潔な状態で長く使用できるでしょう。次に、枕カバーの正しい洗濯方法について解説してまいります。
2-1.枕カバーを洗濯機で洗濯する方法
枕カバーを洗濯機で洗濯する場合、はじめに洗濯表示を確認することが大切です。枕カバーは素材や生地によって洗濯方法が異なりますので、洗濯表示を確認することで、それぞれの枕カバーに合った洗濯方法がわかります。
まれに、デリケートな生地の枕カバーの場合は、洗濯機が使用できない場合があるので、注意しましょう。
洗濯機で洗えることを確認したら、枕カバーをネットにいれます。その際に、生地が痛むのを防ぐためにも、枕カバーを裏返してネットに入れましょう。
その後、洗濯機に洗剤を投入していきます。洗濯機のコースはやさしく洗えるコースを選択。摩擦によるダメージを軽減するために、脱水は30秒以内に設定します。
脱水が終わったあとは、枕カバーに水分がのこっていますので、乾いたタオルにくるんで、残った水分をとりのぞきましょう。
可能であれば、色落ちや摩擦を防ぐためにも、他のものと一緒に洗濯することなく、枕カバー単体で洗濯することをおすすめします。
2-2.枕カバーを手洗いする方法
痛みやすいデリケートな素材は手洗いがおすすめです。手洗いをする場合は、洗面器に40℃以下のぬるま湯を入れましょう。つぎに、ぬるま湯に中性洗剤を入れて、軽く混ぜておきます。
洗剤が混ざったら、ぬるま湯の中に裏返した枕カバーを入れましょう。手洗いする際はこすると生地を痛めてしまう可能性があるので、軽く押し洗いをするように洗いましょう。
洗い終わったら泡がでなくなるまですすぎを2〜3回繰り返します。軽く水をきったら、乾いたタオルに包んで残った水分を吸い取りましょう。
2-3.枕カバーの黄ばみを落とす方法
枕カバーの黄ばみを落とすには、酸素系の漂白剤を使うときれいに落とせます。その際、液体タイプのものではなく粉末タイプのものを選ぶと、黄ばみには効果的です。
黄ばんでいる部分に粉末タイプの酸素系漂白剤をふりかけ、枕カバーが浸るくらいのぬるま湯に入れましょう。ぬるま湯の温度は50℃くらいがおすすめです。
そのまま30分〜2時間ほどつけておきましょう。その後、洗濯機で洗濯できる場合は、洗濯機に入れます。洗濯機で洗えない素材の枕カバーは手洗いをしましょう。
ただし、漂白した枕カバーは漂白剤が枕に残っていると、肌や体調に異変をきたす可能性があります。そのため、漂白をした場合、いつもの洗濯よりすすぎをしっかりと行うようにしてください。
2-4.枕カバーのニオイが気になるときの洗濯方法
枕カバーのニオイが気になるときはつけおき洗いをしましょう。つけおき洗いをすることで、通常の洗濯よりも洗浄力が向上するためです。
つけおき洗いは、40℃程度のぬるま湯と洗剤を準備し、枕カバーを入れ、30〜120分程度つけておきます。つけておく時間は、汚れやニオイの度合いによって調節しましょう。洗剤は濃いめの洗剤を使用するのがおすすめです。
つけ置きした枕カバーは、洗濯機で洗濯するか手洗いをしましょう。枕カバーをつけおき洗いしてもニオイが気になる場合は、枕本体までニオイが染み込んでしまっている可能性があります。
洗える枕の場合は、枕を洗濯し、洗えない枕の場合は、消臭スプレーをしたり、陰干しをしたりして、ニオイの対策をしましょう。いやなニオイは時間がたってしまうと、落としにくくなってしまいます。気付いたら対処することをおすすめします。
2-5.枕カバーにカビが生えたときの洗濯方法
白い生地の枕カバーにカビが生えてしまった場合は、塩素系の漂白剤を使用することをおすすめします。塩素系の漂白剤は強い漂白効果があるので、カビの黒い色素に効果的です。ただし、塩素系の漂白剤は、色や柄も落としてしまいますので、色柄がついた枕カバーには酸素系の漂白剤を使用しましょう。
まず、洗面器に枕カバーをいれ、カビの部分に塩素系または酸素系の漂白剤をかけます。この時、ゴム手袋を忘れずにするようにしてください。
漂白剤をかけ終わったら、50℃くらいのお湯をそそぎ、洗面器にラップでふたをします。この状態で30分から2時間ほどつけておきましょう。つけ置きがおわったら、枕カバーを裏返してネットに入れ、通常通り洗濯をします。
漂白剤は粉末タイプのものを使用すると除去力が高いのでカビを落としやすいといえます。ただし、デリケートな素材の枕カバーに使用すると、生地を痛めてしまう可能性があるので、漂白剤を使用する際は、液体の酸素系漂白剤を使用するようにしましょう。
3.シルクの枕カバーの洗濯方法
シルクは摩擦や熱に弱いので、取扱いには十分注意が必要です。正しく洗濯すれば、シルクの滑らかな手触りを維持したまま、長く使用できます。
シルクの枕カバーを手洗いする際は、30℃以下のぬるま湯に中性洗剤を溶かして手洗いをしましょう。洗剤の中には、絹用の家庭用洗剤も販売されていますので、シルクの枕カバーを洗濯する際はおすすめです。
洗う際には、擦らずに押し洗いをします。このとき、優しく短時間で洗い終えることが大切です。
すすぐ時は、洗剤が残らないように、2〜3回30℃以下のぬるま湯ですすぎます。脱水する場合は、絞ったりねじったりすると、シワになってしまうので、軽く押して水をきります。
残った水分は乾いたタオルで包んで取り除きましょう。シルクは熱に弱いので乾燥機は使用できません。裏返したまま、風通しの良い場所に陰干しをしましょう。
洗濯機で洗う際は、裏返して洗濯ネットに入れ、洗濯します。使用する洗剤は、絹専用の洗剤かおしゃれ着用の液体洗剤を使用するようにしましょう。
手洗いコースか、おしゃれ着洗いコースで、ほかの洗濯物とはわけて洗濯をします。洗濯後は手洗いのときと同様、タオルで包んで水分を除去したあと、陰干しをしましょう。
シルクは、シミになってしまうと、漂白剤が使えないため落とすのが難しくなります。汚れが沈着する前に落とすことが大切になるため、通常の枕カバーよりもこまめに洗濯することをおすすめします。
4.枕カバーの洗濯に適した洗剤
枕カバーを洗濯する際は、中性洗剤を使用しましょう。弱アルカリ性の洗剤を使用すると、洗浄力の高さから生地に負担がかかる可能性があるためです。
加えて、蛍光剤入りの中性洗剤を使用すれば、白い枕カバーをより白く仕上げる効果が期待できます。ただし、生成りや淡い色のものには、生地の風合いが変わってしまう可能性があるので、蛍光剤配合の洗剤を使用するのは避けましょう。
また、枕カバーに柔軟剤を使用すると、汗の吸収が悪くなり、寝心地を損ねてしまう可能性があります。近年では機能性柔軟剤が増えてきていますので、枕カバーに柔軟剤を使用する際は、吸水性を損なわないものを選ぶことが大切です。
5.枕カバーの正しい干し方
枕カバーは生地の劣化を防ぐためにも、風通しの良い日陰に干すことをおすすめします。天日干しをしてしまうと、生地を痛めてしまうだけでなく、パリパリとした仕上がりになってしまい、肌触りが悪くなってしまうためです。日陰に干すことで、紫外線によるダメージも防げるでしょう。
また、枕カバーを干す際には、シワを伸ばしながら干すと、乾いたあとにシワがつきにくくなるのでおすすめです。風が通りやすいように平干しネットに広げて干すか、2本のハンガーをつかってまたがるように干すと、ムラなく乾きます。
6.枕カバーの汚れを防止するポイント
枕カバーの汚れを防止することで、汚れの沈着を防ぎ、長く清潔な状態で使用できるでしょう。次に、枕カバーの汚れを防止する方法について解説してまいります。
6-1.枕カバーに汚れがついたらすぐに洗濯する
枕カバーは汚れがついたらすぐ洗濯するようにすると、汚れが沈着するのを防止できます。枕カバーについた皮脂や汗を放置していると、汚れが沈着し黄ばみの原因となるだけでなく、ダニや雑菌が繁殖してしまいます。
不衛生な状態の枕カバーを使用していると、身体に悪影響を及ぼす可能性もあるので、汚れたらすぐに洗濯することが大切です。そうすることで、清潔な状態を長く保てるでしょう。
6-2.替えの枕カバーを準備しておく
替えの枕カバーを1~2枚準備しておくことで、枕カバーに汚れが沈着するのを防げます。複数枚準備しておくことで、汚れたらすぐに洗濯できますし、万が一乾かない場合でも安心です。
特に夏は、大量に汗をかくので、こまめな洗濯が必要になります。複数の枕カバーをローテーションして使用することで、毎日清潔な状態を保てるだけでなく、それぞれの枕カバーの劣化を防ぐことができるでしょう。
7.枕カバーを買い替えるならRecovery Sleep枕パッドを検討しよう
枕カバーの黄ばみが落ちなかったり、生地が痛んでいる場合には、枕カバーを買い替えることを検討しましょう。
Recovery Sleep枕パッドは、枕につけかえるだけで、手軽に効果を実感できます。自然の鉱石が練り込んである特殊素材を使用しているので、赤外線を輻射し、温熱効果をもたらします。
洗濯機で丸洗いができるので、清潔な状態を長く保てるのも魅力のひとつです。マチの部分が伸縮生地であることから、脱着がしやすく、お手入れが簡単にできます。
ザラザラ感がなく、やわらかな肌ざわりなので、シーズンを通して快適に使用できるでしょう。
Recovery Sleep枕パッドは、子どもからご年配の方まで幅広い年齢層の方にご使用いただけます。大切な人へのプレゼントに、Recovery Sleep枕パッドを検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は、枕カバーの洗濯頻度や正しい洗濯方法について解説してまいりました。枕カバーは週に1〜2回洗濯すると、汚れの沈着を防げます。洗濯する頻度が多すぎると、清潔には保てますが、生地を痛めてしまう可能性があるので、毎日洗濯するのは控えましょう。
ただし、ニオイが気になったり、黄ばんでいる場合には、すぐに洗濯することをおすすめします。生地によっては、デリケートなものもありますので、洗濯表示に従って、正しく洗濯するようにしましょう。
枕カバーを干す際も、天日干しではなく、日陰干しをすることで、紫外線による劣化を防ぐことができ、枕カバー本来の肌触りを取り戻せます。万が一乾かなかったときのためにも、複数枚の枕カバーを準備しておくと良いでしょう。
不衛生な状態の枕カバーを使用していると、肌トラブルを起こしたり、健康に悪い影響を与えたりする可能性があります。ぜひ、今回の記事の内容を参考に、正しく枕カバーをお手入れしていただき、大切な枕カバーを長く愛用していただければ幸いです。