【監修】正しい枕の洗い方を徹底解説!素材別のお手入れ方法や洗濯の頻度についても紹介します
毎日の睡眠に欠かすことができない枕。ウレタンやそばがらなど、さまざまな素材でできている枕を清潔に保つには、どのようにお手入れをしたら良いか気になるところです。
そこで今回は、枕の洗い方について解説してまいります。枕の干し方や素材別のお手入れ方法についてもまとめていますので、ぜひご参考にしてみてください。
目次
1.自宅での正しい枕の洗い方
枕を長く清潔に使い続けるには、正しい洗い方の知識を深めることが大切です。はじめに、自宅での正しい枕の洗い方について解説してまいります。
1-1.洗濯機で洗濯する場合の手順
まず、洗濯用のネットとおしゃれ着用の洗剤を準備しましょう。洗剤を選ぶ際は、粉末の洗剤は溶け残る可能性があるので、液体洗剤を選ぶことをおすすめします。
枕カバーを外したら、枕に目立つしみや汚れがついていないかチェック。もし、落ちにくそうな汚れを見つけたら、洗濯機に投入する前に、洗剤の原液をつけ、歯ブラシなどでたたいて汚れを浮かす対処をしましょう。
汚れを浮かす下処理を終えたら、枕をネットに入れます。ネットは、枕のほつれや劣化を防ぐ役割があるので、ファスナーをしっかりと閉め、枕のサイズに合ったものを選ぶようにしてください。
洗濯機に投入したあとは、洗剤を入れ、布団モードや手洗いコースなど、弱水流のコースで優しく洗います。洗濯を終えたあとは、中身が偏っている可能性があるので、軽く叩き中身を均一にしましょう。
水分が残っている場合は、乾いたバスタオルなどにくるみ、残りの水分をバスタオルに移すと、乾きやすくなります。全ての工程を終えたら、洗濯表示に合った干し方で干すようにしましょう。
1-2.手洗いする場合の手順
枕を手洗いする場合には、おしゃれ着用の中性洗剤と、枕が入るサイズのたらいや容器を準備します。枕が入るのであれば、洗面台で手洗いしても問題ありません。
まずはじめに、枕から枕カバーを外します。その際、目立つしみや汚れがある場合は、汚れに洗剤の原液をつけ、歯ブラシなどで浮かしておきましょう。枕を投入する前に、容器またはたらいにぬるま湯をためて、中性洗剤を溶かしておきます。
中性洗剤が溶けたら、枕をぬるま湯につけ、枕の中まで洗剤が浸透するように優しくもみ洗いをしましょう。この時、汚れた部分だけ手洗いしたい場合は、枕の一部を水につけるだけでも問題ありません。
洗い終わったら、洗剤の泡が出なくなるまですすぎを繰り返します。すすぎ終わったら押し出すように、水を切りましょう。ある程度水が切れたら、乾いたバスタオルに枕をくるみ、バスタオルに枕に残った水分を移していきます。
中身の偏りを均一にした後、枕の洗濯表示に合った干し方で枕を干しましょう。この時、水気が多く残っている場合には、1日では乾ききらない可能性も。取り込む際には、中までしっかりと乾いているか触ってチェックすることが大切です。
2.コインランドリーでの正しい枕の洗い方
コインランドリーで洗濯する場合は、枕カバーを外した枕を洗濯ネットに入れ、洗濯機に投入します。コインランドリーの洗濯機は、家庭用のものより、パワーが強いので、必ず洗濯ネットを使用するようにしましょう。
また、他の衣類と一緒に洗濯をすると、洗濯や乾燥の効率が落ちる恐れがあるので、分けて洗濯することをおすすめします。乾燥まで行う場合は、洗濯表示を確認し、タンブル乾燥ができる枕であれば、乾燥機にいれ乾燥させましょう。生乾きのまま取り出してしまうと、ニオイやカビの原因となるので、乾燥が終わったあと、中までしっかりと乾いているか確認することが大切です。
ただし、コインランドリーは、店舗によりルールが異なるため、まれに枕の洗濯を禁止している場合があります。ルールを守らずに、枕を洗濯してしまうと、枕の破損につながるだけでなく、洗濯機や乾燥機を故障させてしまう恐れがあるので、利用する予定のコインランドリーのルールを事前にしっかりと確認するようにしましょう。
3.洗う前に枕の素材を必ずチェックしよう
枕は、中の素材によっては洗濯ができないものもあります。洗濯前に素材を確認することで、誤って洗濯してしまうことを防げるでしょう。次に、洗える枕の素材と洗えない枕の素材について解説してまいります。
また、洗濯絵表記を必ず確認してください。
3-1.洗える枕の素材
洗える枕の素材は、主に以下の4種類です。
- ポリエステルの綿(洗えないものもあります)
- パイプ
- 洗えるビーズ
- コルマ・ミニボール
ポリエステルの綿は、人工繊維の一種で、弾力がありふわふわとした感触が特徴です。ポリエステルの綿が入った枕を洗濯機で洗濯する際は、優しく洗えるコースを選びましょう。この時、脱水を長めにしてしまうと、中の綿が偏ってしまうため、脱水時間は短めに設定することをおすすめします。
パイプ枕は、ストローを短く切ったような素材です。耐久性が高く、丸洗いができ、お手入れしやすい点がパイプ枕のメリットといえるでしょう。
また、ビーズには、大きめのビーズと細かいビーズがあり、大きめのビーズであれば、水洗いが可能です。
直径1cm程度の球体のコルマ・ミニボールは、水洗いができ、中が空洞のため、通気性が良く、乾きやすいのが特徴です。手軽に洗濯ができ、清潔さを保ちやすい素材といえるでしょう。
ただし、洗える素材であっても、外側の素材によっては洗濯できない可能性があります。洗濯できるか確認するには、素材と合わせて、洗濯表示を必ずチェックするようにしてください。
3-2.洗えない枕の素材
洗えない素材は主に以下の5種類です。
- ポリエステルの綿(洗えるものもあります)
- そばがら
- 低反発ウレタン
- 羽根
- 細かいビーズ
- スノー低反発
ポリエステルの綿は、洗えるものもありますが、特殊な作りのものや、洗うと変形してしまうものもあるため、洗濯する際は、必ず洗濯表示を確認するようにしてください。
そばがらは、乾きにくい特徴があり、洗濯してしまうと、カビや腐敗の原因となるので、洗濯するのはやめましょう。また、低反発ウレタンも、洗濯してしまうと、反発力が弱まり、感触が変わってしまう恐れがあります。羽根も、洗濯により感触が変わる恐れがあるので、洗濯するのは控えた方が良いでしょう。
加えて、ビーズ素材のものを洗濯する際も注意が必要です。ビーズ素材は、大きめのものであれば洗濯可能ですが、小さめのものは、水分を多く吸収してしまい、乾きにくく、カビや雑菌が繁殖する原因となってしまいます。そのため、ビーズ素材のものは洗濯表示を確認することが大切です。
もちもちした感触が特徴のスノー低反発も、元の素材がウレタンなので、水洗いは厳禁です。洗濯をしなくても、風通しの良いところに置いておくだけで、ニオイやホコリを軽減できるでしょう。
洗濯できない素材の枕に関しては、天日干しや陰干しで清潔さを保つのがおすすめです。
4.素材別の枕の正しい干し方
素材ごとに適した干し方を理解することで、あなたの枕を長く清潔に使うことができるでしょう。次に、天日干しに適している素材と陰干しに適している素材、干し方について解説していきます。
4-1.天日干しが適している素材
天日干しが適している素材は以下の4種類です。
- パイプ
- ポリエステル綿
- コルマ・ミニボール
- そばがら
枕を天日干しする際は、枕を干す専用のハンガーがあると便利です。色柄ものの枕の場合は、薄い布をかけて色焼けを防止しましょう。
ただし、天候によっては1日で乾ききらない場合があります。完全に乾燥できていないと、ニオイやカビの原因となるので、1〜3日かけて中までしっかりと乾燥させましょう。
4-2.陰干しが適している素材
陰干しが適している素材は、以下の3種類です。
- 羽根
- 低反発ウレタン
- ビーズ
枕は、陰干しだけでも中まで乾燥できます。もし、陰干しだけで乾燥できているか心配な人は、UVランプつきの布団クリーナーを使用すると良いでしょう。
布団クリーナーは、枕を温めて、ダニやハウスダストの発生を抑制する効果が期待できるので、天候が悪い日にお手入れしたい場合にもおすすめです。
5.素材別のお手入れ方法
洗濯できない枕のお手入れ方法を理解することで、洗濯しなくても、枕を清潔に保てるでしょう。
続いて、洗濯ができない枕のお手入れ方法を素材別に解説してまいります。
5-1.ウレタン枕のお手入れ方法
ウレタンの枕は、水気に弱く、熱にも弱いため、水洗いや天日干しができません。そんなウレタンの枕を清潔に保つには、風通しの良いところに置いて、週に1回陰干しすると良いでしょう。
頭が密着する枕カバーに関しては、こまめに洗濯することをおすすめします。最低でも週に1回洗濯を行い、汚れが枕本体まで染み込まないようにしましょう。
5-2.そばがらのお手入れ方法
そばがらは、水に弱いため、水で洗うことができません。そのため、そばがらの枕の清潔さを保つには、こまめに干して乾かすことが大切です。晴れた日には、風通しが良い場所で天日干しをしましょう。そばがらは、しっかりとお手入れしていれば、長持ちする素材なので、定期的にお手入れをして、枕の中でカビや雑菌が繁殖するのを防ぎましょう。
5-3.羽毛のお手入れ方法
羽毛は、水に濡らしてしまうと、乾きにくく素材が腐ってしまう恐れがあります。羽毛の枕のお手入れは、週に1週間陰干しをすると、ふかふかの感触や清潔さが保てます。
ただし、羽毛の枕は陰干しの時間が長すぎると、中に熱がこもってしまう可能性があります。そのため、陰干しをする時間は30分程度がおすすめです。
5-4.洗濯できない枕を洗ったときの対処法
低反発ウレタンなどの洗えない枕を洗ってしまった場合は、押し出すようにして圧力をかけ、水を絞りだすようにしましょう。洗濯機にかけてしまった場合は、破損の原因となるので、脱水前に取り出すことをおすすめします。
水気を簡単にとったら、平置きの状態で陰干しするようにしましょう。完全に乾くまで、5〜7日かかることもありますので、中まで完全に乾くまで干しておくことが大切です。中でもウレタンの枕は、水気を含むと破れやすくなりますので、取扱いには十分注意してください。
6.枕を洗濯する頻度は多くない方がベター
枕は、清潔さを保とうとして、頻繁に洗濯してしまうと、劣化を早めてしまう原因となります。そのため、枕本体の洗濯の頻度は、年に2〜3回程度がおすすめです。
枕カバーを週に1度は洗濯すると、清潔な状態が保てます。枕本体は、週に1回程度、天日干しまたは陰干しをして、湿気やニオイを取り除きましょう。
7.枕の汚れを防止するならRecovery Sleepの枕パッドを使おう
枕本体に汚れが付着するのを防ぐならRecovery Sleepの枕パッドを使いましょう。Recovery Sleepの枕パッドには、自然の鉱石が糸に練り込んであり、赤外線を輻射し、温熱効果をもたらします。枕を汚れから守るだけでなく、疲労を軽減する効果が期待できるのです。
マチの部分がストレッチ素材になっているため、枕への取りつけが簡単にできます。素材は、綿100%のものと、表地にヒートモイストマイクロファイバーが施されたものがあります。
綿100%の枕パッドは、ザラザラ感のない柔らかな肌ざわりが特徴です。通気性に優れているのでシーズンを通して使用したい人におすすめです。
ヒートモイストマイクロファイバーの枕カバーは、保湿性があるしっとりとした質感なので、乾燥を軽減します。静電気の発生を抑制する加工が施してあるので、冬場にあたたかく使用したい人に向いてる枕カバーといえるでしょう。
Recovery Sleepの枕カバーを使用して、枕の汚れを防ぎながら、毎日の疲れを癒してみませんか。
まとめ
今回は、枕の洗い方についてご紹介しました。枕は、素材に合わせた洗い方をすることが大切です。洗えない枕を洗ってしまった場合でも、正しいお手入れを行えば、元に戻せる可能性もありますので、長く陰干しをするなどして、対処するようにしましょう。
枕は頻繁に洗濯すると劣化してしまう恐れがあります。今回ご紹介したRecoverySleepの枕カバーは丸洗いができるので、枕カバーを使用して、枕本体に汚れが付着するのを防ぐと良いでしょう。
ぜひ今回の記事の内容をもとに、正しい方法で枕をお手入れしていただき、大切な枕を、清潔な状態で長く愛用していただければと思います。