【監修】アイマスクの7つの効果を徹底解説!選び方やおすすめ商品も紹介

睡眠の質を向上させたり、眼精疲労の悩みを和らげたりなどに活躍するアイマスク。睡眠や眼精疲労関連の効果がよく知られていますが、実はほかにも、さまざまな効果が期待できます。
今回は、「アイマスクを使ってみたいけど、どんな効果があるのかわからない」という人に向けて、アイマスクの7つの効果を解説します。また、アイマスクの種類や選び方、おすすめの商品も紹介しています。アイマスクの購入を迷っている人は、ぜひ参考にしてみてください。

1.アイマスクの効果とは?

早速、本題に入っていきます。アイマスクの効果として広く知られているのは、睡眠や眼精疲労の悩みに関するものではないでしょうか。確かにアイマスクの大きな魅力はそこにありますが、美容やリラックス関連のプラスの付加価値も存在します。

以下では、アイマスクに期待できる効果を7つ紹介します。

1-1.眼精疲労軽減

「目がしょぼしょぼする」「ピントが合いにくい」「目がかすむ」などの症状が現れる眼精疲労。
目元を温められるタイプのアイマスクには、このような眼精疲労の症状を軽減する効果が期待できます。

眼精疲労の原因はさまざまですが、その一つとして「毛様体筋のこり」があげられます。毛様体筋は目のピント調節を担う器官で、長時間近くのものを見たりストレスを感じたときに、こり固まってしまうことがわかっています。

毛様体筋のこりは血行を良くするとほぐれるため、ホットアイマスクなどで目元を温めることは、眼精疲労の軽減に有効といわれるのです。

1-2.ドライアイ対策

「目が乾いた感じがする」「目がごろごろする」「目やにがたまりやすい」などの症状が現れるドライアイ。
目元を温められるアイマスクは、ドライアイの対策にも効果を発揮します。

ドライアイのうち85%は、涙に含まれる脂が不足することにより引き起こされます。
涙は単なる水のように見えますが、実は水分の上に脂が薄く乗った構造をしています。そのため、脂が足りないと水分が蒸発しやすくなり、ドライアイになってしまうのです。

このようなタイプのドライアイは点眼薬がほぼ効かず、改善するためにはまぶたにある「マイボーム」という、脂を分泌する器官の働きを促すことが必要になります。

マイボーム腺の働きを促すためには、目元を温めることが重要。つまり、ホットアイマスクなどにより目元を温めることが、ドライアイの対策に繋がるのです。

1-3.睡眠の質の向上

遮光性の高いアイマスクには、睡眠の質を向上させる効果があるといわれています。

私たちが眠っている間、体内では「メラトニン」というホルモンが働いています。
メラトニンが分泌されると、体がリラックスモードに入り安眠できるのですが、このメラトニンの分泌は「光」により抑制されます。

そのため、アイマスクで遮光すれば、メラトニン分泌が抑制されることなく、質の高い睡眠を得られるのです。夜中の目覚めを避けたい場合にもアイマスクは効果的といえます。

1-4.入眠の促進

睡眠の質が向上するのと同じ理由で、入眠がスムーズになるのもアイマスクの効果の一つです。アイマスクによって光を上手く遮断することで、メラトニンの分泌が促され、眠りやすい状態に陥ります。アイマスクは、寝つきが悪く、入眠までに時間がかかる人におすすめです。

オフィスでの仮眠や移動中など、少しだけ眠りたいときにもアイマスクはぴったりです。周囲が明るい場合でも、短時間で効果的に睡眠を取れるので、休憩時間に効率よく回復することができます。

1-5.首・肩こり改善

ホットアイマスクは、首・肩こりの改善にも効果があると考えられています。

眼精疲労の影響は目に限ったものではなく、首や肩にまで及びます。
大手製薬会社のエーザイが調査したところ、眼精疲労の人のうち約2人に1人が肩こりを訴えているという結果が出たそうです。

眼精疲労により生じる不快な症状は、私たちにとって大きなストレスとなります。そして、そのストレスは首や肩の筋肉をこわばらせ、こりを引き起こす原因となるのです。

上述した通り、ホットアイマスクには疲れ目の軽減効果が期待できるため、首・肩こりに悩む人にもおすすめです。

1-6.リラックス効果

アイマスクには、リラックス効果も期待できます。アイマスクによって強制的に視界を遮ることで、リラックス状態をつくり出しやすくなります。

また、アイマスクのなかには、香りがついているタイプも存在します。好みの香りのものを選ぶと、より高い癒し効果を得られるでしょう。

1-7.目元の印象アップ

アイマスクには、目の下のクマや皮膚トラブルを予防する効果も期待できます。

クマが青色の場合、眼精疲労が原因でできたものかもしれません。眼精疲労により目元の筋肉が固まり、血流が悪化していると考えられます。

また、乾燥やたるみなどの目元の皮膚トラブルについても、眼精疲労が原因になっている可能性があります。
眼精疲労になると、それを回復させるために、体内では「システイン」と「ビタミンB群」が消費されます。しかし、これらの栄養素は健康な皮膚を作るためにも必要なため、栄養不足となった皮膚ではトラブルが起きやすくなるのです。

先ほどもお伝えしましたが、ホットアイマスクは眼精疲労の対策に効果的です。眼精疲労が原因で発生している青クマや皮膚トラブルを予防し、目元の印象を若々しくキープしたい人には、ホットアイマスクがおすすめといえます。

2.アイマスクにはどんな種類がある?

ここまで、アイマスクの効果を解説してきましたが、効果を得るためには、自分に合ったアイマスクを選ぶ必要があります。アイマスクと一口にいっても、複数の種類があるため、まずはそれぞれの特徴を把握することが大切です。

以下では、大きく「使い捨てアイマスク」と「繰り返し使えるアイマスク」に分類して、種類ごとの特徴を解説していきます。

2-1.使い捨てアイマスク

最近は、不織布製、ナイロン製など、使い捨てアイマスクの選択肢が増えてきています。使い捨てアイマスクの最大の魅力は、手軽さです。使用後に洗濯する必要がなく、お手入れの手間がかかりません。

また、個包装されている商品が多く、外出時にはそのままかばんに入れて持ち運べるのも嬉しいポイント。旅行や出張などの外泊時には、使用済みのものをホテルに捨ててこられるため、帰りの荷物を減らすのにも役立ちます。

アイマスクというと、目元を温めてくれる「ホットアイマスク」を想像する人も多いと思いますが、ホットアイマスクにも使い捨て商品は数多くあります。
包装を開けて酸素と触れ合うと発熱するカイロのようなものや、発熱するときに中の水分が蒸気になって出てくるものなどです。
包装を開けるだけで温かくなる手軽さは、大きな魅力といえるでしょう。

このように、使い捨てアイマスクには手軽に使えるというメリットがある一方、繰り返し使えるタイプと比べると、1回あたりにかかる費用が高くなるというデメリットもあります。
使用頻度が高い人は、手軽さとコスパを天秤にかけて検討することが必要です。

2-2.繰り返し使えるアイマスク

繰り返し使えるアイマスクには、いくつかのタイプがあり、タイプによって特性が異なります。共通していえる魅力は、コスパの良さ。使用できる回数は商品により異なりますが、一度買えば半永久的に使えるものもあり、使用頻度が高い人にとってはとてもお得です。

しかし、繰り返し使えるアイマスクは、使い捨てアイマスクほど手軽に使えません。
汚れたときには洗濯が必要になりますし、洗濯ができない素材の場合はアイマスクの下に布を1枚はさむなど、汚れ防止対策が必要になることもあります。

繰り返し使えるアイマスクは、主に3種類です。それぞれの特徴を見ていきましょう。

・スタンダードタイプ

スタンダードタイプのアイマスクは、布製で、柔らかいのが特徴です。遮光性に優れたものが多く、特に睡眠時の着用に適しています。睡眠時以外にもさまざまなシーンで使いやすいオールラウンダー。持ち歩きやすいため、出張や移動中のお供にも最適です。

・電子レンジ式

電子レンジ式は、水分を多く含む小豆やセラミックビーズなどが入っており、電子レンジにかけると温かい蒸気が発生します。使用できる回数は商品により異なりますが、250回程度のものもあり、使用頻度が高い人にとってはコスパの良いタイプといえます。使い捨てでないホットアイマスクを探している人にぴったりです。

重みがあるものも多く、仰向けに寝ているときなら、耳掛けや頭につけるストラップがなくてもフィットします。

・電気式

電気式は、USBやACアダプターを使って電源を確保し、電気によって温めて使います。温度調節機能やタイマー機能が付いている商品もあり、プラスアルファの機能を求める人におすすめです。

電化製品に分類されるため本体価格は高いですが、1度買えば長期間繰り返し使えます。
ストラップがついているものが多く、座って使いたい人にもおすすめです。

3.効果を最大限得るためのアイマスクの選び方

アイマスクの種類ごとの特徴を踏まえたうえで、具体的に自分に合ったアイマスクを選んでいきます。使用する場所や目的、ライフスタイルを考慮し、効果を最大限得られそうな商品を見極めていきましょう。

以下では、選び方のポイントを解説していきます。

3-1.使う場所に合わせて選ぶ

アイマスクを使いたいのが、自宅なのか、外出先なのかを考えてみましょう。

自宅にいるときに使いたいなら、コスパの良い「繰り返し使えるアイマスク」がおすすめです。
自宅であれば、電子レンジやACアダプターなども問題なく使えるはずです。

一方、外出先で使いたい場合は、衛生的に持ち運べて使用後は捨てられる「使い捨てアイマスク」がおすすめです。
外出先では座った姿勢で使うことが多くなるため、耳掛けやストラップのあるものが良いでしょう。

3-2.付け心地で選ぶ

フィット感や素材、重さなど、付け心地を左右するポイントについてもチェックしておきたいところです。

・フィット感
フィット感について検討するときには、ストラップの形状に着目しましょう。
頭のうしろにぐるりと回して付けるタイプには、耳が痛くならないというメリットがあります。また、このタイプは長さ調整できるものが多いため、目との間に隙間ができにくく、遮光性も高められます。しかし、髪の毛にかかるため、外出先などで髪型を崩したくない場合には注意が必要です。

一方、耳にかけるタイプは、髪型を崩さずに付けられますが、耳に負担がかかる可能性があります。紐の太さや素材を考えて選ぶ必要がでてくるでしょう。

・素材
目元の皮膚は薄く敏感なため、どんな素材を使っているかはチェックしておきましょう。
特に、睡眠中に付けたい場合は着用時間が長くなるため、通気性が良く蒸れにくい素材のものを選びましょう。天然素材の綿やシルクなどがおすすめです。
また、繰り返し使えるタイプの場合は、洗濯可能な素材かも確認しておきましょう。

・重さ
耳掛けやストラップを使いたい場合は、耳や頭に負担がかかりにくいよう、なるべく軽いものを選びましょう。
逆に、自宅で寝るときのみ使うなど、耳掛けやストラップがいらない場合は、ある程度重さがあるもののほうがずれにくくなります。中に小豆やセラミックビーズが入ったホットアイマスクは重めなので、検討してみてください。

3-3.衛生面で選ぶ

アイマスクは直接肌に触れるものなので、衛生的に使えるかは重要なポイントです。

お手入れの手間をかけずに使いたい人には、使い捨てタイプがおすすめです。ただし、使い捨てタイプはコスパが悪いため、使用頻度が高い人には向かない可能性があります。

自分でお手入れする余裕のある人には、コスパの良い繰り返し使えるタイプがおすすめです。少しでもお手入れの手間を減らしたいなら、手洗いでなく洗濯機で丸洗いできるものを選びましょう。

3-4.機能で選ぶ

マッサージやヘッドフォン機能、アロマ機能など、アイマスクにはいろいろな機能が付いたものもあります。

アイマスクを付けながらリラックスタイムを楽しみたい人は、これらの機能が付いたものを検討してみると良いでしょう。

ただし、マッサージ機能やヘッドフォン機能が付いたものは、基本的には繰り返し使うタイプになるため、お手入れが必要になります。また、サイズも大きく重くなりがちなので、外出先での使用には向きません。

使う場所や衛生面など、いろいろな要素とあわせて検討してみてください。

4.アイマスクには注意点がある?

疲れ目やドライアイ対策としていろいろな効果を期待できるアイマスク。
しかし、使用するうえで以下のような注意点もあります。

・目や目元に疾患や傷などの異常があるときは、使用を控えてください。悪化してしまう可能性があります。

・ホットアイマスクは、目が充血しているときに使用しないでください。炎症などにより血管が拡張して充血していると考えられるため、温めると悪化してしまう可能性があります。

・使用中や使用後に、目や目元に異常が現れた場合は使用を中止してください。症状がおさまらない場合は、病院を受診しましょう。

アイマスクを使う前には必ず説明書を読み、記載されている使用方法と注意点を守って使うことが大切です。
「効果を期待して使ったのに悪影響が出てしまった」ということのないように、上手に付き合っていきましょう。

5.睡眠や眼精疲労の悩みにはRecovery Sleepアイマスク

ここまでご覧になってきて「具体的におすすめのアイマスクが知りたい」と思う人もいらっしゃるでしょう。

そんな人は、ぜひ、Recovery Sleepアイマスクを検討してみてください。もちろん、アイマスクを使用する目的によっておすすめの商品は変わってきますが、Recovery Sleepアイマスクは、幅広い悩みに対応した高機能なアイマスクです。

Recovery Sleepアイマスクには、以下のような特徴があります。

・特殊素材「Recovery Sleep綿」を中綿に使用し、温熱効果と吸放湿性に優れる
・綿100%の表地を使用し、肌に優しい
・洗濯機で丸洗いでき、衛生的に使える
・長さ調整できるストラップで、頭にフィットする
・シンプルなデザインで、プレゼントにもぴったり

特殊素材に練り込まれた鉱石の温熱効果によって、目元をじんわりと温めます。電源がなくても、ホットアイマスクのような効果を得られ、繰り返し使用できるのがポイントです。睡眠時やオフィス利用、移動中など、さまざまなシーンで使いやすいアイマスクとなっています。

睡眠の質を上げたい人、目の疲れを和らげたい人、目元にすっきり感がほしい人などは、ぜひ選んでみてください。

Recovery Sleepアイマスク

まとめ

眼精疲労や睡眠の質の低下は、多くの現代人が抱える悩みの一つです。
しかし、毎日の忙しさに追われ、ついつい対策が後回しになってしまう人も多いはず。
仕事や家事の合間に、夜眠るときに、目に付けるだけで健康効果が期待できるアイマスクは、救世主となるでしょう。

今回の内容を参考に、自分にぴったりのアイマスクを探してみてください。

手軽に健康効果を得たい人には、Recovery Sleep敷きパッドもおすすめです。
寝ている間に効率よく疲労回復できますので、アイマスクとあわせてチェックしてみてください。

Recovery Sleep敷きパッド

この記事の監修者

休養 × 疲労回復の専門家
睡眠改善協議会 睡眠改善インストラクター
日本リカバリー研究所 所長

福田 英宏 (フクダ ヒデヒロ)

早稲田大学大学院スポーツ科学研究科(修士)卒業後、㈱Recovery Adviserを立ち上げ「休養」「疲労回復」の専門家として多くのアスリートやスポーツチーム、競技団体の競技力向上をめざした休養サポートを行う。
早稲田大学大学院スポーツ科学研究科(修士)卒業後、㈱Recovery Adviserを立ち上げ「休養」「疲労回復」の専門家として多くのアスリートやスポーツチーム、競技団体の競技力向上をめざした休養サポートを行う。

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