【監修】新生活・1人暮らし必見 寝室の作り方ー寝具・おすすめアイテム紹介

新生活が始まると、環境の変化にワクワクする一方で、不安やストレスを感じることも少なくありません。とくに一人暮らしを始めると、生活リズムや過ごし方もガラッと変わりますよね。
そんな日々のなかで、しっかり眠ることは心と体を整える上でとても大切です。ぐっすり眠れた日は、不思議と気分も前向きになったりします。
この記事では、「快適な寝室づくり」に焦点をあてて、心地よい眠りをサポートするためのヒントをご紹介しています。新しい暮らしを、健やかで気持ちのいいものにするために、ぜひ参考にしてみてください。

1.理想的な寝室環境の基本

新生活が始まると、慣れない環境や生活リズムに戸惑うことも多いものです。そんなとき、寝室が落ち着ける空間になっていないと、知らず知らずのうちに不安やストレスがたまりやすく、日中の集中力や気分にも影響してきます。
ぐっすり眠れる環境を整えるためには、「音」「光」「温度・湿度」といった要素がとても大切です。このパートでは、そうしたポイントに注目しながら、心地よい寝室づくりのヒントをご紹介していきます。

1-1.適切な室温と湿度

冬の夜、布団にくるまっていたのに寒くて目が覚めたことはありませんか?あるいは、夏の夜に汗ばんで寝つけず、何度も寝返りを打った経験がある方もいるかもしれません。
こうした小さな不快感が、実は睡眠の質を大きく左右します。
心地よく眠るためには、寝室の温度や湿度がとても大切です。目安として、冬は20℃前後、夏は24℃前後がちょうどいいとされています。寒すぎたり暑すぎたりすると、体がうまくリラックスできず、浅い眠りになってしまいます。
夏でも、できれば薄手の掛け布団を一枚かけておくと、体温の調整がしやすくなります。どうしても寝苦しい夜には、我慢せずエアコンを使って、眠れる温度を保ってください。
乾燥にも注意が必要です。湿度が低すぎると、喉が乾いたり、いびきがひどくなることもあります。湿度は40〜60%くらいを目安に。加湿器や除湿器をうまく使って、ちょうどいい空気を保てると理想的です。
それから、空気の入れ替えも忘れずに。部屋の湿気を逃がすだけでなく、こもった空気や二酸化炭素を外に出してくれます。窓を少し開けるだけでも違いますし、換気扇がなくても、ドアを開けて寝るだけで空気の巡りがよくなります。
まずは室温・湿度から見直してみましょう。

1-2.照明のコントロール

寝る前のひとときに、照明の色や明るさを少し意識してみるだけで、眠りの質はぐっと変わってきます。
寝室には、白くて強い光よりも、やわらかな暖色系の明かりがおすすめです。オレンジがかった灯りは気持ちを落ち着けてくれますし、体が自然と眠るモードに切り替わりやすくなります。
反対に、明るすぎる光は脳を覚醒させてしまい、眠りを妨げる原因になります。寝るときにはできるだけ部屋を暗くし、眠る環境を整えるのが理想的です。
また、スマートフォンやパソコンなどのブルーライトも脳を刺激してしまうため、就寝前はなるべく使用を控えましょう。
さらに、外から差し込む街灯や看板の光なども、眠りを浅くする一因になります。気になる場合は遮光カーテンやアイマスクなどを取り入れて、できるだけ光を遮る工夫をするのがおすすめです。
照明の調整は、日々の睡眠習慣を整える第一歩。やわらかな灯りで心を落ち着けて、より良い眠りと健やかな毎日につなげていきましょう。

2.快眠をサポートする寝具の選び方

快適な寝室環境を整えるためには、適切な寝具を選ぶことが非常に重要です。寝具一つ一つが睡眠の質に大きく影響を及ぼすため、自分に合った商品を選ぶようにしましょう。ここでは、マットレス、枕、掛け布団の選び方を具体的に解説します。

2-1.マットレスの種類と選び方

マットレス選びで大切なのは、体圧分散と寝姿勢のバランスです。体圧分散を重視するなら低反発、寝姿勢を重視するなら高反発のマットレスが向いています。
低反発マットレスは体全体に均等に圧力がかかり、身体を包み込むような感覚があって体圧分散に優れています。ただし、柔らかすぎると寝返りがしづらく、熱や湿気がこもりやすいという欠点もあります。
一方、高反発マットレスは寝返りがしやすく、背骨の自然なカーブをサポートするので理想的な寝姿勢を保ちやすいです。しかし、硬すぎると体の出っ張った部分に強い圧力がかかるため、体圧分散の面では不利になります。
マットレスの硬さの好みは人それぞれなので、自分に合ったものを探すのが一番です。敷きパッドなどを使って調整するのも効果的です。この記事の「おすすめ寝具商品」の部分で紹介している敷きパッドもぜひ参考にしてください。

2-2.枕の高さと硬さが睡眠に与える影響

枕は、寝具の中でもとても重要なアイテムです。眠っているあいだ、頭や首をきちんと支えてくれるかどうかで、朝に体感する体の軽さが変わってきます。
自分に合わない枕を使っていると、首や肩がこったり、目覚めがすっきりしなかったりすることがあります。仰向けで眠る人には低めの枕、横向きが多い人には少し高さのある枕が合いやすいとされていて、硬さの好みもとても大切です。やわらかすぎると沈み込みすぎて支えが効かず、硬すぎると圧迫感が気になることもあります。
寝返りの打ちやすさや蒸れにくさも、選ぶときのポイントになります。使い心地がいいと、眠りそのものが自然と深くなっていきます。
この後ご紹介する「おすすめ寝具商品」では、仰向け・横向きどちらにも合う枕も紹介しているので、枕選びに迷っている方は、よかったら参考にしてみてください。

2-3.掛け布団の選び方

掛け布団を選ぶときは、暖かさはもちろん、汗をしっかり逃がしてくれるかどうかも大切なポイントです。
あまりに重い布団は寝返りを打ちにくくなり、眠りが浅くなることもあります。とくに高齢の方には、軽くてしっかり暖かいものを選んでいただくと、体への負担も少なく、快適に眠れるはずです。
また、布団をいつも清潔に保てるかどうかも意外と見落とせません。ダニやホコリによるアレルギーが気になる方にとっては、洗えるタイプの布団だと安心ですし、お手入れも気軽にできます。
このあとご紹介する「おすすめ寝具商品」では、軽いのにとても暖かく、洗濯もしやすい掛け布団を取り上げています。もし、今お使いの布団に違和感があるようであれば、ぜひそちらも参考にしてみてください。
このように、寝具を選ぶ際は、それぞれの特性を理解し、自分に合ったものを選ぶことが大切です。快適な睡眠を得るためには、寝具選びは非常に重要です。

3.快眠を促進するアイテムの紹介

良質な睡眠は日々のパフォーマンスや健康維持に不可欠です。このパートでは、快眠を促進するための便利なアイテムをいくつかご紹介します。これらを活用して、質の高い睡眠を得るための寝室環境を整えましょう。

3-1.アロマディフューザーや加湿器

アロマディフューザーは、好きな香りをほんのり部屋に広げてくれる、リラックスタイムにぴったりのアイテムです。
ラベンダーやベルガモットなどは、よく安眠にいいと言われていますが、結局のところ、自分が「心地いい」と感じる香りを選ぶのが一番。眠る前に好きな香りがふわっと漂ってくるだけで、気持ちがふわっと緩むような、そんな感覚が味わえます。
また、空気の乾燥にも気をつけたいところです。喉や鼻がカラカラに乾いていると、いびきがひどくなったり、寝ている間に違和感を覚えて目が覚めてしまうこともあります。とくに空気が乾きやすい季節には、加湿器を使って湿度をうまく保つことも、快眠への大切な一歩になります。

3-2.遮光カーテンの利用

朝日や街灯の光が気になって、なかなか眠れなかったり、早朝に目が覚めてしまった経験はありませんか?
そんなときに役立つのが遮光カーテンです。
外からの光をしっかり遮ってくれるので、部屋の中をほどよく暗く保つことができ、落ち着いた眠りにつながります。とくに、夏場の早い日の出や、街灯の明かりが窓から入り込むような場所では、一枚あるだけで睡眠環境がぐっと快適になります。
できるだけ光を通しにくいタイプを選べば、夜はもちろん、朝までぐっすり眠りやすくなります。静かに眠りたい夜のために、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。

3-3.寝間着と靴下の素材とその重要性

就寝時に着用する寝間着や靴下も、自分がストレスなく快適に感じられるものを選ぶことで、

自分が不快感なく睡眠の質の向上が期待できます。中でも、肌に直接触れる寝間着や靴下の選び方はとても重要になります。
また、人は寝ている間にコップ1杯分の汗をかくと言われているため、通気性に優れた素材を選ぶことがとても大切です。寝ている間に汗ムレを感じる事なく快適に眠りにつくために、汗をしっかり吸収し、熱を素早く逃がしてくれるような素材を選ぶ事が大切です。特にコットンやシルクなどの天然素材は、季節を問わず快適な体温調整をサポートしてくれるため、一年を通しておすすめです。
快適な寝間着や小物をうまく取り入れることで、寝室が理想的な睡眠空間へ近づきます。新生活によるストレスを緩和し、毎日を健康的に過ごすためにも、身につけるアイテムから眠りの質を整えてみてはいかがでしょうか。

4.おすすめ寝具商品

新生活が始まると、毎日のリズムや環境も大きく変わりますよね。とくに一人暮らしでは、ちゃんと眠れているかどうかが、体調や気分にもそのまま影響してきます。
だからこそ、自分にとって心地よい睡眠環境を整えることは、とても大切なことのひとつ。ここでは、使い心地の良さで評判の「Recovery Sleep」ブランドから、敷きパッドや掛け布団、枕など、毎日の眠りを支えてくれる寝具アイテムをご紹介します。快眠をサポートするちょっとしたアクセサリーもあわせてご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

4-1.Recovery Sleep敷きパッド

「Recovery Sleep敷きパッド」は、温熱効果をもたらしてくれるとともに、吸放湿性に優れた特殊素材を使用しています。綿100%で肌触りも良く、快適な睡眠を提供してくれます。また、現在使用しているマットレスや敷布団にサッと敷くだけで取り付けられる点や、洗濯機で丸洗いできる点も魅力です。

Recovery Sleep 敷きパッド

4-2.Recovery Sleep カポック素材毛布

掛け布団が重いと、寝返りが打ちにくく快適な睡眠が妨げられてしまいます。「Recovery Sleep カポック素材毛布」は、コットンの1/8の軽さのカボック素材を使用しており、睡眠時掛け布団の重さによるストレスから解放してくれます、また、カボック素材は吸湿発熱効果に優れており、十分な暖かさによる快適な睡眠を提供してくれます。とにかく軽いのに暖かく、自信を持っておすすめできる毛布です。

Recovery Sleep カポック素材毛布

4-3.Recovery Sleep メディカルサロンピロー Special Edition

「Recovery Sleep メディカルサロンピロー Special Edition」は、どんな寝姿勢でも自然と正しい姿勢がとれるように設計された枕です。仰向けでも横向きでも首や肩に負担がかかりにくく、朝起きたときのこわばりやコリをやわらげてくれます。
枕の内部には、最大190ミリテスラのハイパワーな永久磁石を、肩や首のポイントに18個配置。血行を促しながら深いリラックスへ導いてくれる、まさに“休息のための枕”です。
毎日の眠りの質を高めたい方や、慢性的な肩こりに悩んでいる方にこそ、ぜひ試してみてほしいアイテムです。

Recovery Sleep メディカルサロンピロー Special Edition

4-4.Recovery Sleep 抱きまくら

「Recovery Sleep 抱きまくら」は、ぎゅっと抱きしめたときにふわっと安心感をくれるアイテム。横向きで眠るときにも、背骨のラインが自然に整いやすく、体にかかる負担をやさしく分散してくれます。
中わたには、ふっくらもちもちの「抱きどけ枕綿」がたっぷり詰まっていて、つい頬ずりしたくなるようなさわり心地。カバー生地もやわらかく、肌にすっとなじんでくれます。
朝起きたとき、体が軽く感じる。そんな心地よい目覚めをサポートしてくれる抱きまくらです。眠る時間が、ちょっと楽しみになるかもしれません。

Recovery Sleep 抱きまくら

これらの商品を使用することで、新しい生活空間での睡眠環境が格段に向上し、毎日を元気に過ごすための良質な睡眠が得られるでしょう。Recovery Sleepの製品を、一人暮らしの寝室を快適な休息の場に変えるのに最適な選択肢としておすすめします。

5.日常生活でできる睡眠の質を高める習慣

良質な睡眠は健康と生産性を向上させるために不可欠です。特に新生活をスタートする際、適切な睡眠習慣を安定させることが、ストレスの軽減や日々の活力の維持につながります。ここでは、日常生活で簡単に取り入れられるいくつかの習慣と、睡眠の質を向上させる方法をご紹介します。

5-1.就寝前のルーティン

眠りにつく前の時間を、少しだけ丁寧に過ごしてみると、眠りの質がぐっと変わってきます。
お気に入りの本を開いたり、静かな音楽を流したり、ゆっくりストレッチをしたり。そうした“自分だけのルーティーン”をつくることで、体も心も自然と眠る準備が整っていきます。
ただし、寝る直前の激しい運動は避けた方がいいかもしれません。体温が上がったり気分が高ぶったりして、かえって眠れなくなることもあるので、運動は寝る90分前くらいまでに済ませておくのが安心です。
夕食は眠る3時間前までに、入浴は1〜2時間前までに、そしてカフェインはできれば6時間前までに控えるのが理想的。
眠る前のちょっとした時間の過ごし方が、明日の元気につながっていきます。自分に合ったルーティーン、少しずつ探してみてください。

5-2.スクリーンタイムの管理と影響

寝る前、ついスマホを見ながら布団に入ってしまうこと、ありますよね。でも、画面から出るブルーライトは、眠りに必要なホルモンの分泌を妨げてしまい、体のリズムを乱す原因になることがあります。
とくに就寝前の1時間は、スマートフォンやパソコン、タブレットなどの使用を控えるのがおすすめです。もしどうしても使わなければならないときは、画面の明るさを落としたり、ブルーライトをカットしてくれる設定に切り替えておくだけでも、目や体への負担は軽くなります。
また、SNSや動画、ゲームなども、気づいたら時間が経っていた…ということが起きがちです。寝る直前に刺激の強いコンテンツを見続けると、頭が冴えてしまって眠りが浅くなったり、寝つきが悪くなったりすることもあります。
気持ちよく朝を迎えるために、夜は少しだけ“オフ”の時間を意識してみのもいいかもしれません。

5-3.睡眠リズムを整えるコツ

毎日、できるだけ同じ時間に寝て、同じ時間に起きる。それだけで、体のリズムが整いやすくなり、眠りの質も変わってきます。

つい夜ふかししがちな週末も、平日と同じ時間に起きる習慣がつくと、朝がつらくなくなるだけでなく、夜も自然と眠くなる流れができてきます。

そして、昼間にしっかり日光を浴びることも忘れずに。外を少し歩くだけでも、体内時計がリセットされて、夜には眠りを誘うホルモンが分泌されやすくなります。

決まったリズムで動くこと、そして自然の光を感じること。そんなシンプルな習慣が、心地よい眠りへの近道になるかもしれません。

これらの習慣を日常生活に取り入れることで、睡眠の質を自然に向上させ、新生活を健康的で活動的に過ごすための基盤を築くことができます。睡眠は日々の生活の質を大きく左右するため、適切な睡眠習慣の確立に努めましょう。

まとめ

この記事では、新生活を始めるにあたって、心地よく眠るための寝室づくりについてお話してきました。
室温や湿度、照明といった基本の環境から、マットレスや枕などの寝具選び、アロマや加湿器といった快眠アイテムの活用法、そして眠る前の過ごし方や生活リズムまで、幅広くご紹介しました。
たとえば——
寝室の環境を整えることは、心と体をリラックスさせるための第一歩。
寝具は、自分の体に合ったものを選ぶだけで、ぐっと眠りやすくなります。
アロマディフューザーや遮光カーテンなど、ちょっとした工夫も快眠を後押ししてくれるはず。
そして、毎晩同じ時間に寝る習慣や、寝る前にスマホを手放すことも、静かな夜への大事なステップです。
よく眠れることは、元気に一日を始めるための何よりの土台。
ひとり暮らしや新しい生活が始まる今こそ、自分をしっかり休ませる空間を整えてみませんか?
今回の内容をヒントに、あなたにとって“気持ちよく眠れる寝室”を、少しずつ育てていってください。

この記事の監修者

休養 × 疲労回復の専門家
睡眠改善協議会 睡眠改善インストラクター
日本リカバリー研究所 所長

福田 英宏 (フクダ ヒデヒロ)

早稲田大学大学院スポーツ科学研究科(修士)卒業後、㈱Recovery Adviserを立ち上げ「休養」「疲労回復」の専門家として多くのアスリートやスポーツチーム、競技団体の競技力向上をめざした休養サポートを行う。
早稲田大学大学院スポーツ科学研究科(修士)卒業後、㈱Recovery Adviserを立ち上げ「休養」「疲労回復」の専門家として多くのアスリートやスポーツチーム、競技団体の競技力向上をめざした休養サポートを行う。

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