【監修】冬は暖かい敷きパッドがおすすめ!素材から選び方まで徹底解説

冬用の暖かい敷きパッドには、寒さ対策ができるということはもちろん、手軽に快適に使えるというメリットもあります。
素材や種類ごとの特徴を理解し、あなたにぴったりな暖かい敷きパッドを選ぶことができれば、冬の夜の強い味方になってくれるでしょう。
この記事では、冬用の暖かい敷きパッドのメリット、素材や種類、選び方、おすすめ商品を紹介します。
冬の暖かい敷きパッドについて理解を深めるところから、あなたにぴったりな商品を選ぶところまでサポートする内容になっています。ぜひとも最後までご覧ください。

1.冬に暖かい敷きパッドを使うメリット

冬に暖かい敷きパッドを使う必要性について、疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
敷きパッドには以下のようなメリットがあり、冬の睡眠のお悩みを解決するのにうってつけです。

・手軽に寒さ対策できる
・電気代節約に役立つ
・蒸れを防止できる
・肌触りを改善できる
・マットレスを保護できる

引き続き詳しく見ていきましょう。

1-1.手軽に寒さ対策できる

冬用の暖かい敷きパッドには、手軽に使えるというメリットがあります。
たとえば、布団の中に湯たんぽを入れて寒さ対策をしたい場合、お湯を沸かして湯たんぽに注ぐという事前準備が必要です。
また、寝る少し前からエアコンやヒーターをつけて部屋と布団を暖めておくという方も多いと思いますが、これもやはり、ひと手間になります。

一方、敷きパッドはマットレスの上に敷いておくだけ。
疲れて眠いときに、何も準備せずにすぐ寝られるのは嬉しいポイントです。

1-2.電気代節約に役立つ

寝るときの寒さ対策として真っ先に思いつくのは、ヒーターやエアコンの利用でしょう。
しかし「電気代が高額になるのでは?」と心配になる方も多いはずです。

そんな方は、冬用の暖かい敷きパッドと併用してみてはいかがでしょうか。
ヒーターは事前につけておき布団に入るときには消す、エアコンの設定温度を下げるなど、電気代を節約しながらでも暖かく眠ることができるようになります。

1-3.蒸れを防止できる

冬用の暖かい敷きパッドの中には、吸湿性や放湿性が高い素材を使用し、布団の中の蒸れを防止してくれるものもあります。
人は睡眠中にコップ1杯(200ml)程度の汗をかきますが、この汗により布団内が湿ったり、寝具がベタっとすると寝苦しさを感じることがあります。
吸湿性や放湿性が高い冬の敷きパッドを敷くことで、このような蒸れを防ぎ、睡眠の質を高めることができます。

1-4.肌触りの柔らかいものが多い

寝具の肌触りは寝心地を左右する重要な要素の一つです。
ウールやマイクロファイバーなど、冬用の暖かい敷きパッドの中には柔らかな肌触りのものが多く、寒さでこわばった心と体をほぐすのに役立つでしょう。

敷きパッドの使い方にはいろいろな説がありますが、肌触りの改善もしたいなら「マットレス→敷きパッド」や「マットレス→シーツ→敷きパッド」など、敷きパッドが一番上になるように敷くのがポイントです。

1-5.マットレスを保護できる

マットレスは洗濯できないものがほとんどです。
そのため、敷きパッドを敷くことには、マットレスを汚れから保護するという意味もあります。
これは冬に限った話ではありませんが、敷きパッドのメリットの一つとして覚えておきましょう。

敷きパッドでマットレスを保護できると聞くと、マットレスのへたりも防止できると思う方がいらっしゃるかもしれません。しかし、残念ながら敷きパッドにはそれほど厚みがないため、マットレスのへたり防止としてはあまり意味をなしません。
マットレスのへたりを防止したい場合には、厚みがある「マットレストッパー」を使用しましょう。

2.冬の暖かい敷きパッドの素材や種類

敷きパッドは一般的に表地・中綿・裏地から構成されており、表地の素材や織り方、中綿の素材や容量などにより、暖かさが異なることが多いです。
また、使われている表地と中綿により、お手入れのしやすさや値段も変わってきます。

引き続き、冬用の暖かい敷きパッドの種類とそれぞれの特徴を解説していきます。

2-1.ウールの敷きパッド

ウールの敷きパッドは、表地や中綿にウール100%を使用した敷きパッドです。
ウールは羊毛を原料とした繊維なので、天然素材の敷きパッドといえます。

表地にウールを使用する敷きパッドは、毛布のような毛足がある構造をしており、空気をよく含んで暖かいです。また、ふわふわの肌触りも魅力的です。
中綿にウールを使用するものは、保温性を高めるためにウールの容量を多くした、ふっくら厚手のものが一般的です。

ウールには暖かいだけでなく、吸湿性と放湿性に優れるという特徴もあります。寝汗による蒸れや、布団の中で汗が水滴になって冷えることを防いでくれます。

このように、暖かさ、肌触り、吸放湿性のすべてにおいて冬の使用に向いているウールの敷きパッドですが、お手入れと値段には若干の難があります。
まず、自宅で洗濯できないものが多く、汚れた場合はドライクリーニングに出す必要があります。また、本体価格もやや高めであることが多いです。
初期費用やランニングコストが高めであることは、理解しておきましょう。

2-2.アクリルの敷きパッド

アクリルの敷きパッドは、表地にアクリルを使用した敷きパッドです。
中綿には、ポリエステルわたなど、いろいろな素材が用いられます。

アクリルは、ポリエステル、ナイロンと並ぶ三大合成繊維の一つで、ウールに近いふっくらとした肌触りが特徴。保温性も高めで暖かいです。
また、アクリルは大量生産が可能なため、ウールよりも安い価格で購入できるというメリットもあります。

ただし、アクリルには、ウールと比べて吸湿性が低いというデメリットがあります。寝汗による不快感を防ぎたい人には向きません。

お手入れ方法は、中綿の種類や容量によって変わります。自宅で洗濯できるものもありますが、中綿がたっぷり入った厚手のものはドライクリーニングが必要になることが多いです。

2-3.綿パイルの敷きパッド

綿パイルの敷きパッドは、表地が綿100%のパイル地でできた敷きパッドです。
パイル地とは、繊維を丸くループ状に織った生地のことで「タオル地」と呼ばれることもあります。

パイル地は弾力のある肌触りと、吸湿性の高さが魅力です。
しかし、綿素材の保温性が低いため、寒さ対策を重視する方にとって、綿パイルの敷きパッドを冬に選ぶメリットはあまりありません。

中綿としてはポリエステルわたが薄く入れられることが多いですが、中には蓄熱効果のある機能綿が入れられているものもあります。
暖かさもある程度は欲しいという方は、機能綿のものを選ぶと良いでしょう。

綿パイルの敷きパッドは、自宅で洗濯可能なものがほとんどです。また、価格もお手頃なので、初期費用やランニングコストを抑えたい方にもおすすめです。

2-4.マイクロファイバーの敷きパッド

マイクロファイバーの敷きパッドは、表地にマイクロファイバーを使用した敷きパッドです。
マイクロファイバーは、ポリエステルなどを原料とする合成繊維で、一番の特徴はその細さにあります。髪の毛の100分の1以下、直径でいうと8マイクロメートル以下の極細繊維なため、肌触りが柔らかく、保温性や吸放湿性に優れます。

中綿にはポリエステルが使われることが多く、商品ごとに使用量が異なります。使用量が多いほど保温性やクッション性が増します。

マイクロファイバーの敷きパッドは乾きやすく耐久性が高いため、自宅で洗濯しやすいです。ただし、中綿が多いものだと洗濯機に入らないこともあるので注意しましょう。
価格がお手頃で、初期費用を抑えることができるのも嬉しいポイントです。

2-5.吸湿発熱素材の敷きパッド

吸湿発熱素材の敷きパッドは、表地や中綿に吸湿発熱素材を使用した敷きパッドです。
汗などによる湿気が繊維表面に吸着されて水に変わるときに「凝縮熱」という熱が発生します。この仕組みを利用して発熱するのが吸湿発熱素材です。

吸湿発熱素材は暖かく吸湿性も高いことから、冬の敷きパッドとして人気があります。厚手のパジャマなど着たくない人におすすめです。
お手入れについては自宅で洗濯できるものが多く、価格もお手頃なものが多いです。

3.タイプ別!冬の暖かい敷きパッドの選び方

暖かさの程度、手入れのしやすさ、値段など、冬の敷きパッドを選ぶときに重視するポイントは人それぞれ違うでしょう。
ここでは、これまでに紹介してきた冬用の暖かい敷きパッドの中から、お好み別におすすめのものを紹介します。

3-1.暖かさを重視する人

「とにかく暖かい冬の敷きパッドが欲しい!」という方には、ウールや吸湿発熱素材の敷きパッドがおすすめです。
ただし、ウールの敷きパッドには、価格が高いというデメリットがあります。
お手頃価格で暖かい冬の敷きパッドが欲しい方は、吸湿発熱素材のものを選ぶと良いでしょう。

Recovery Sleepの冬用敷きパッドは、表地基布に吸湿発熱効果がある素材を、さらに中綿にも温熱効果のある「Recovery Sleep綿」を使用しており、とても暖かいです。
暖かさを重視する方は、ぜひとも検討してみてください。

Recovery Sleepプレミアムホット敷きパッド

3-2.暖かすぎるのが苦手な人

「冷たいシーツは嫌だけど、暖かすぎるのも苦手」という方には、綿パイルの敷きパッドがおすすめです。
綿パイルの敷きパッドの保温性は高くありませんが、綿のシーツのように冷えて肌に触れた瞬間にひやりとするようなこともありません。
ある程度は保温性も欲しいという方は、蓄熱効果のある機能綿のものを選ぶなど、中綿で調節しましょう。

3-3.汗をかきやすい人

汗をかきやすい方には、ウールや吸湿発熱素材の敷きパッドがおすすめです。
どちらも吸放湿性が高いため、汗をよく吸い、吸った汗を発散してくれます。
蒸れによる不快感や、布団の中で汗が水滴になって冷えることを防ぎ、快適な睡眠へと導いてくれるでしょう。

ただし、吸湿発熱素材は吸湿性が高すぎて乾燥するという意見もあります。心配な場合は、ウールを選ぶと安心かもしれません。

3-4.自宅で洗濯したい人

自宅で洗濯したい方には、マイクロファイバーの敷きパッドがおすすめです。
マイクロファイバーは、耐久性が高く乾燥しやすいので、自宅で手軽に洗濯できます。
ただし、中綿がたくさん入った厚手のものは洗濯機に入れにくく、乾くのにも時間がかかります。お手入れの簡単さを重視するなら、中綿が薄めのものを選びましょう。

3-5.値段の安さも重視したい人

値段の安さも重視したい方には、ポリエステルの敷きパッドがおすすめです。
合成繊維で大量生産が可能なため、販売価格が抑えられています。

3-6.天然素材にこだわりたい人

天然素材にこだわりたい方には、ウールの敷きパッドがおすすめです。
値段は高くなりますが、天然素材ならではの保温力や肌触りを体感できます。

4.Recovery Sleepの敷きパッドは冬にもおすすめ!

ここまで冬用の暖かい敷きパッドについて、素材や選び方などを解説してきましたが「具体的におすすめな商品名が知りたい!」という方も中にはいらっしゃるはずです。

そんな方は、Recovery Sleepの冬用敷きパッドを検討されてはいかがでしょうか。
Recovery Sleepの冬用敷きパッドには、以下のような特徴があります。

・表地基布に吸湿性が高い素材を使用し、汗をよく吸う
・表地基布が汗を吸湿するときに吸湿発熱効果を発揮し、暖かい
・表地にマイクロファイバーを使用し、肌触りが柔らかい
・中綿に温熱効果のある「Recovery Sleep綿」を使用し、暖かい。また、血行促進や疲労回復効果も期待できる。

「暖かい」「汗を吸う」「柔らかい」さらに「血行促進による疲労回復効果が期待できる」と四拍子揃っている一押し商品ですので、以下のリンクから詳細をチェックしてみてください。

Recovery Sleepプレミアムホット敷きパッド

まとめ

日本人の平均睡眠時間は1日あたり約7時間といわれています。
7時間もの長い時間を寒さに凍え、寝汗でじっとり不快に過ごす…昼間のパフォーマンスに悪影響を及ぼすことが容易に想像できますね。
暖かい敷きパッドは、冬の睡眠の質向上に一役かってくれること間違いなしのアイテムです。
上手に選び、使っていきましょう。

この記事の監修者

休養 × 疲労回復の専門家
睡眠改善協議会 睡眠改善インストラクター
日本リカバリー研究所 所長

福田 英宏 (フクダ ヒデヒロ)

早稲田大学大学院スポーツ科学研究科(修士)卒業後、㈱Recovery Adviserを立ち上げ「休養」「疲労回復」の専門家として多くのアスリートやスポーツチーム、競技団体の競技力向上をめざした休養サポートを行う。
早稲田大学大学院スポーツ科学研究科(修士)卒業後、㈱Recovery Adviserを立ち上げ「休養」「疲労回復」の専門家として多くのアスリートやスポーツチーム、競技団体の競技力向上をめざした休養サポートを行う。

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