【監修】寝具のダニ対策が丸わかり!繁殖時期から予防・除去方法まで徹底解説

寝具のダニ対策が丸わかり!繁殖時期から予防・除去方法まで徹底解説

ダニの多くが繁殖する時期は、春〜夏ごろだと言われています。ただし、寝具はダニの繁殖しやすい条件が整っています。また、湿度が高い押し入れの中に寝具を入れっぱなしにしておくと、ダニが繁殖しやすくなります。そのため、寝具については一年中ダニ対策をしておくに越したことはありません。この記事では、寝具のダニ対策について解説。ダニの繁殖時期・条件から、具体的な寝具のダニ除去・予防方法までまとめていきます。寝具のダニ対策の手引書として、ダニについて理解を深めるための参考書として役立ててください。

1.ダニアレルギーが及ぼす影響

ダニの多くが繁殖する時期は、春〜夏ごろだと言われています。

ただし、寝具はダニの繁殖しやすい条件が整っています。また、湿度が高い押し入れの中に寝具を入れっぱなしにしておくと、ダニが繁殖しやすくなります。
そのため、寝具については一年中ダニ対策をしておくに越したことはありません。

この記事では、寝具のダニ対策について解説。
ダニの繁殖時期・条件から、具体的な寝具のダニ除去・予防方法までまとめていきます。
寝具のダニ対策の手引書として、ダニについて理解を深めるための参考書として役立ててください。

2.ダニの繁殖時期

ダニは種類により繁殖時期が異なりますが、寝具に棲みつくことが多い「ヒョウヒダニ」の場合は、春から夏ごろに繁殖しやすいと言われています。ヒョウヒダニは温度25℃くらい、湿度70%くらいの環境を好むからです。

ヒョウヒダニが増えると、ヒョウヒダニをエサとするツメダニも増えてしまいます。「ダニアレルギーが及ぼす影響」で解説した通り、ツメダニは人を刺すため、ヒョウヒダニが繁殖しないように寝具のダニ対策をすることはとても重要です。ヒョウヒダニが繁殖しやすい春〜夏ごろは特にしっかりと対策をしましょう。

3.ダニの繁殖条件と寝具にダニが棲みつくわけ

ダニは種類により繁殖時期が異なりますが、寝具に棲みつくことが多い「ヒョウヒダニ」の場合は、春から夏ごろに繁殖しやすいと言われています。ヒョウヒダニは温度25℃くらい、湿度70%くらいの環境を好むからです。

ヒョウヒダニが増えると、ヒョウヒダニをエサとするツメダニも増えてしまいます。「ダニアレルギーが及ぼす影響」で解説した通り、ツメダニは人を刺すため、ヒョウヒダニが繁殖しないように寝具のダニ対策をすることはとても重要です。ヒョウヒダニが繁殖しやすい春〜夏ごろは特にしっかりと対策をしましょう。

3-1.ダニのエサが豊富にある

ヒョウヒダニは、人間のフケ・アカ・髪の毛をエサとします。
フケ・アカ・髪の毛は、新陳代謝により自然に体から落ちていくものなので、夜の間ずっと横になっている寝具にフケやアカなどが溜まるのは自然なことです。

また、フケ・アカ・髪の毛の他にも、寝具の上で食べ物を食べたときに落ちたカスがエサになっているケースもあります。普段の生活習慣もヒョウヒダニの繁殖に関係してくるわけです。

3-2.寝具はダニにとって快適

人間が夏に快適だと感じる温湿度は、温度26℃くらい、湿度60%くらいと言われています。一方、ヒョウヒダニにとって快適な温湿度は「ダニの繁殖時期」で解説した通り、温度25℃くらい、湿度70%くらいです。
人間とダニの快適な温湿度はほぼ同じであることがわかります。
つまり、人間が快適に過ごせる環境をつくろうとすると、ダニにとっても快適で繁殖しやすい環境が出来上がってしまうわけです。

また、繊維が密になっている寝具は、ダニが敵から身を隠すのに格好の場所です。
快適な環境に安心して隠れられる寝具があれば、そこにダニが集まって棲みつくのは必然と言えます。

4.寝具のダニ対策!ダニを除去する方法

寝具のダニ対策としては「ダニを除去する」ことと「ダニの繁殖を予防する」ことの2つがあげられます。
まずは、寝具に今棲みついているダニを除去する方法について解説していきます。

4-1.掃除機をかける

掃除機をかけることは、寝具の表面に付着したダニの死骸やフンを除去するのに効果的です。また、ダニのエサとなる人間のフケ・アカ・髪の毛や、お菓子の食べこぼしを除去することもできます。

ポイントは、ゆっくり時間をかけて、週1回くらいの頻度で行うことです。普通の掃除機を使っても構いませんが、抵抗がある場合は布団用掃除機を使うのもおすすめです。

4-2.天日干しする

寝ている間に汗を吸い込んで湿気をおびた布団は、ダニが繁殖しやすい環境になっています。天日干しにより乾燥させましょう。

ここで注意して欲しいのが、ただ天日干しするだけでは十分な効果が得られないということです。
ダニを退治するためには50℃以上の熱を当てる必要がありますが、真夏であっても天日干しで布団がこの温度に達することはありません。また、日の当たらない裏側にダニが移動してしまうことも考えられます。

これらの問題を解決する方法としては、黒い不織布などを布団に被せて、表裏それぞれを干すことがあげられます。この方法なら布団が60℃以上になり、ダニの逃げ場もなくなります。

天日干しをした後は、布団の表面に付いたダニの死骸やフンを除去するため、掃除機をかけましょう。
布団たたきを使う場合は表面をなでるようにします。強く布団を叩くと、くだけて細かくなった死骸やフンが舞い上がって、吸い込んでしまう危険性があります。ダニアレルギーの原因になりかねないので注意しましょう。

4-3.布団乾燥機にかける

布団乾燥機にかけることで、布団をダニ退治に効果的な50℃以上にできます。

布団乾燥機には、マット有りと無しの2タイプがあります。マット有りタイプは布団の隅々までしっかりと温めることができ、マット無しタイプはマットを敷く手間がかからず手軽に使えるのが特徴です。
効果と手間のどちらをより重視したいかよく考えて選びましょう。
また、ダニ退治モードを搭載している布団乾燥機もあるので、使用してみても良いでしょう。

乾燥機をかけた後は、掃除機でダニの死骸やフンを除去してください。

4-4.コインランドリーの乾燥機にかける

コインランドリーの乾燥機はパワーが強く、温度がダニ退治に効果的な50℃に達しやすいのでおすすめです。
乾燥機にかける前に洗濯もしておけば、フケ・アカ・食べ物のカスなどを除去することもできます。

ただし、布団の素材によっては乾燥機にかけられないこともあるので注意が必要です。品質表示のタグは必ず確認しておきましょう。
素材がポリエステル・ウール・シルクのものや「タンブラー乾燥は避けてください」と記載されているものは乾燥機不可だと思ってください。アイロンマークが「×」や「低」のものも避けた方が良いでしょう。

コインランドリーは自分以外の人も使う場所です。
生地の薄くなった布団が、乾燥機の中で破けてしまうケースも報告されているので、持ち込む前に状態をチェックしておきましょう。

4-5.クリーニングに出す

寝具のダニを除去する方法として一番おすすめなのは、クリーニングに出して水洗いと乾燥をしてもらうことです。

水洗いにより布団に付いたフケ・アカ・食べ物のカスなどを落とすことができ、布団内にしみ込んだ汗も洗い流せます。さらに、高温の乾燥機によりダニを退治し、布団の湿気も取り除くことができます。
コインランドリーの乾燥機にはかけられない素材に対応してくれるクリーニング店もあるので、調べてみましょう。

このように、クリーニングに出す方法は寝具のダニ除去に効果的ですが、一方でお金がかかるというデメリットもあります。
コインランドリーで洗濯と乾燥をした場合の平均価格は1,600円くらいですが、クリーニングだと自分で持ち込む場合は5,000円くらい、宅配クリーニングを頼む場合には9,000円くらいかかってしまいます。
ダニの寿命は3ヶ月程度ですが、1匹が50個以上もの卵を産むため、定期的にお手入れする必要があります。お財布と相談してクリーニングを利用するか考えましょう。

5.寝具のダニ対策!ダニの繁殖を予防する方法

寝具のダニ対策の2つ目は「ダニの繁殖を予防する」ことです。
除去対策により寝具のダニは大幅に減らせますが、それだけでは完全とは言えません。生き残っているダニやダニの卵を繁殖させない対策も必要です。
引き続き、寝具のダニの繁殖予防方法について解説していきます。

5-1.布団を敷きっぱなしにしない

布団を敷きっぱなしにしていると、フケ・アカ・食べ物のカスなどダニのエサとなる物が溜まっていきます。また、布団と床の間の湿気により、ダニの好む環境も出来上がってしまいます。

定期的に布団は天日干しをし、マットレスは窓を開けた部屋に立てて干しましょう。大変な場合は、掃除機や布団乾燥機を併用すれば干す回数を減らすことができます。

また、布団の表面を覆うシーツやカバーについても、こまめに洗濯しましょう。

5-2.押し入れに保管したままにしない

寝具は押し入れに収納するのが一般的ですが、湿度が高い押し入れの中に寝具を入れっぱなしにしておくと、ダニが繁殖しやすくなります。

使っていない寝具であっても、定期的に押し入れから出して天日干しをしましょう。

また、押し入れの扉を1日1回は開け放つ・寝具はスノコの上に置く・布団圧縮袋を使う場合は中に除湿剤も入れておくなど、湿気が溜まりにくい工夫をすることも大切です。

5-3.こまめに洗濯する

ダニのエサとなるフケ・アカ・髪の毛・食べ物のカスなどは、布団を覆うシーツや枕カバーに溜まっていきます。

シーツや枕カバーは自宅の洗濯機で簡単に洗えます。できれば毎日洗濯しましょう。

毎日洗濯するのが負担になる場合は、シーツや枕カバーを濃い色に変えるのも一つの手です。ブラックやネイビーなどの濃い色であれば、フケやアカを確認しやすくなります。フケやアカが溜まってきたタイミングで洗濯すれば効率良く対策できます。

5-4.寝具の上で飲食しない

ダニのエサとなる食べ物のカスを落とさないように、寝具の上で飲食するのはやめましょう。

ワンルームの場合は、生活空間にベッドがあるため、特に意識を強く持つことが大切です。
また、ワンルームでない場合も、服に付いた食べこぼしを寝具に持ち込んでしまう可能性があります。寝るときはパジャマに着替えるなど、生活習慣を見直しましょう。

5-5.部屋を掃除する

ダニは寝具だけでなく、ソファー・ぬいぐるみ・カーテン・じゅうたんなど、部屋のいたるところに潜んでいます。これらのダニが居心地の良い寝具に移動して繁殖してしまうこともあるので、ダニ対策は部屋全体で行うことが大切です。こまめに掃除しましょう。

5-6.換気して部屋の湿度を下げる

ダニは多湿を好むため、部屋の湿度を下げることは繁殖予防に有効です。
こまめに窓を開けて換気しましょう。この時、扇風機やサーキュレーターで屋外に向けて送風すると、より除湿効果が高まります。
また、除湿機やエアコンの除湿機能を使うのも良いでしょう。

5-7.防ダニ加工の布団やダニを通さないシーツを使う

防ダニ加工には「薬剤加工」と「高密度織り」の2種類があります。

防ダニ布団として多いのは薬剤加工のものですが、薬剤の効果が使い続けるうちに弱まっていくというデメリットがあります。
一方、高密度織りとは、繊維を高密度に織ることでダニの侵入を防ぐものです。
「ダニを通さないシーツ」として売られているものの多くがこのタイプです。

どちらも完全にダニの繁殖を予防するものではありませんが、他の対策と併用することで、より効果を高めることができます。

5-8.ダニ防止シートやスプレーなどグッズを使う

ダニ防止シートやスプレーなどは、手軽に寝具のダニ対策をしたい人におすすめのアイテムです。

ダニ防止シートには、ダニを徐々に弱らせて繁殖を防ぐものや、ダニを捕獲する「ダニ取りシート」と呼ばれるものがあります。
ただし、ダニ取りシートは、捕獲できるダニの種類が限られるというデメリットがあります。特に、寝具で繁殖しやすいツメダニを捕獲できるものは少ないので、注意が必要です。

ダニよけスプレーの多くには、ダニを除去し繁殖も予防する効果があります。そのため、水洗いできない寝具のダニ対策に便利です。ハーブなどの天然成分を使った商品もあるので、赤ちゃんやペットがいるご家庭はチェックしてみましょう。

まとめ

寝具はダニにとって快適な環境になりやすいため、日頃からしっかりとダニ対策をしていくことが大切です。

この記事の監修者

休養 × 疲労回復の専門家
睡眠改善協議会 睡眠改善インストラクター
日本リカバリー研究所 所長

福田 英宏 (フクダ ヒデヒロ)

早稲田大学大学院スポーツ科学研究科(修士)卒業後、㈱Recovery Adviserを立ち上げ「休養」「疲労回復」の専門家として多くのアスリートやスポーツチーム、競技団体の競技力向上をめざした休養サポートを行う。
早稲田大学大学院スポーツ科学研究科(修士)卒業後、㈱Recovery Adviserを立ち上げ「休養」「疲労回復」の専門家として多くのアスリートやスポーツチーム、競技団体の競技力向上をめざした休養サポートを行う。

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